「戦後80年」という言葉に、違和感はありませんか

「戦後80年」という言葉に、違和感はありませんか

「日本は平和な国だ」

そう言われることに、疑問を持ったことはあるでしょうか。

大きな戦争はない。

日常は続いている。

けれど、その“平和”は、どこまでを指しているのか。

ある原稿を読んだとき、その前提が少し揺らぎました。

そこには、これまであまり語られてこなかった現実が、淡々と記されていたからです。


一冊の本は、「残された時間」から始まることがある

著者である川上道大氏は、新聞という媒体を通じて、長年にわたり社会の不正を追い続けてきました。

その過程で経験してきたのは、単なる取材ではありません。

命に関わる襲撃や圧力。

それも、一度ではなく、何度も。

そうした現実を抱えながら、それでも記録を続けてきた。

そしてある時点で、その蓄積を「次世代に残すもの」としてまとめる必要があると考えた。

残された時間の中で、何を伝えるのか。

その問いが、この本の出発点にあります。


見えている「平和」と、見えていない構造

本書『戦陣の先鋒 ~さらば戦後80年の日本~』は、

戦後日本の「平和」という前提に対して、別の角度から光を当てています。

検察、警察、裁判所。

国家の中枢を担う三つの機関。

そこに存在するとされる問題。

冤罪、組織の論理、メディアとの関係。

そして、その背後にある構造。

これらは、個別に語られることはあっても、

一つの流れとして捉えられることは多くありませんでした。


「裏金」という問題は、どこに消えたのか

かつて、「司法の裏金」という形で提示されてきた問題があります。

警察、検察、裁判所。

それぞれに存在するとされる資金の扱い。

それは一時的な話題として扱われ、

やがて見えにくくなっていきました。

けれど、本当に消えたのでしょうか。

本書では、その問題意識が、別の形で引き継がれています。

個別の告発としてではなく、

構造として、流れの中で。


点ではなく、「つながり」として見るということ

警察で起きたこと。

検察で処理されたこと。

裁判所で判断されたこと。

それぞれは独立しているはずの領域です。

しかし、もしそれらが完全に切り離されていないとしたら。

そのとき、何が見えてくるのか。

本書は、その問いに対して明確な結論を出すわけではありません。

ただ、「つながり」として見る視点を提示しています。


誰の問題として読むのか

この本を読んでいると、ひとつの問いが残ります。

これは、誰の問題なのか。

組織の問題なのか。

制度の問題なのか。

あるいは、それを見ている側の問題でもあるのか。

私たちは、どこまで関係しているのか。

その境界は、思っているよりも曖昧なのかもしれません。


あなたは、この「平和」をどう捉えますか

戦争がないこと。

それは確かに一つの平和です。

では、それだけで十分なのでしょうか。

もし見えないところで、何かが歪んでいるとしたら。

それは「平和」と呼べるのでしょうか。

すぐに答えを出す必要はないのかもしれません。

ただ、その問いを持つこと。

それが、この本に触れる意味の一つのように感じます。


なぜ、この本をそのまま出したのか

万代宝書房では、著者の言葉だけでなく、

その背景にある体験や問題意識にも光を当てたいと考えています。

この本は、整理された結論を提示するものではありません。

事実、証言、主張。

それらが混ざり合っています。

どこかを削れば、わかりやすくなる。

けれど、それでは現実の複雑さが失われてしまう。

だからこそ、あえてそのまま残す。

賛否が分かれることも含めて、この本の価値だと考えました。


その言葉は、どこから来ているのか

強い言葉には、理由があります。

それは怒りなのか。

使命なのか。

あるいは、長い時間をかけて積み重なったものなのか。

本書には、その背景がそのまま残されています。


『戦陣の先鋒 ~さらば戦後80年の日本~』というタイトルも、

読み終えたあとで、少し違う意味を持ち始めるのかもしれません。

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戦陣の先鋒 ~さらば戦後80年の日本~

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商品紹介

戦陣の先鋒 ~さらば戦後80年の日本~ 戦後80年――日本は「平和な国家」であり続けてきたのか。 本書『戦陣の先鋒 ~戦後80年の日本~』は、検察・警察・裁判所という国家の根幹に関わる組織の実態に、著者自身の体験を通して迫る問題提起の書です。 著者・川上道大は、新聞発行を通じて長年にわたり社会の不正を追及し、その過程で命の危険…

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