本を出す前に、著者と出版社で確認しておきたいこと ――気持ちよく一冊をつくるために
本を出す前に、著者と出版社で確認しておきたいこと
――気持ちよく一冊をつくるために
本を出すことは、著者にとって大きな出来事です。
長い時間をかけて書いた原稿が一冊の本になり、書店やオンライン書店を通して読者のもとへ届いていく。
そこには、大きな期待があります。
同時に、
「本当にこれでいいのだろうか」
「ちゃんと売れるのだろうか」
「読者にどう受け取られるだろうか」
という不安もあると思います。
一方、出版社にも、
「できるだけよい本にしたい」
「少しでも多くの読者に届けたい」
という思いがあります。
本来、著者と出版社は同じ方向を向いているはずです。
ところが、実際の出版現場では、ちょっとした認識の違いから、思わぬすれ違いが起きることがあります。
もちろん、出版社側がいつも正しいわけではありません。
説明が足りなかったこともあります。
こちらの確認不足やミスがあったこともあります。
もっと早く伝えておけばよかった。
契約前に、もっと具体的に説明すべきだった。
感情的にならず、もっと冷静に話すべきだった。
そう反省することもあります。
だからこそ、さまざまな経験を重ねる中で、
出版前に、著者と出版社が何を確認しておけばよいのか。
以前より、そこを大切に考えるようになりました。
今回は特定の誰かについてではありません。
これまで出版という仕事をしてきて感じた、著者と出版社の間で起こりやすい認識の違いについて、出版社側から書いてみたいと思います。
「本を出せば売れる」とは限りません
まず、とても大切なことがあります。
本は、出版したからといって必ず売れるものではありません。
出版社が本を制作し、流通に乗せても、最終的に購入するかどうかを決めるのは読者です。
本のテーマ。
内容。
価格。
著者の知名度。
著者自身の発信。
口コミ。
発売時期。
書店での扱い。
さまざまな要素が重なって、売上につながります。
出版社も、本を届けるための努力をします。
ただし、
「必ず売れます」
「必ず○冊売れます」
という約束まではできません。
出版後、思ったように売上が伸びなければ、
「もっと書店営業をしてほしい」
「広告を出してほしい」
「出版社でもっと売ってほしい」
という希望が出ることもあります。
そうした相談をしていただくこと自体は、もちろん問題ありません。
そこで大切になるのが、
何が最初の契約に含まれているのか。
そして、
新たな仕事を追加する場合には、誰が、どこまで行い、費用をどうするのか。
という確認です。
契約書は「揉めるため」ではなく「揉めないため」にあります
出版社として、契約書で約束したことは、当然きちんと行わなければなりません。
同時に、著者にも契約内容を理解していただくことが大切です。
出版が始まった後になって、
「これもお願いしたい」
「こちらもやってほしい」
と、当初の契約にはなかった希望が加わることがあります。
要望が増えること自体は珍しいことではありません。
実際に本を作り始めてから、
「やっぱり、こうしたい」
と思うこともあるでしょう。
できることであれば、出版社も対応したいと思います。
ただ、新しい作業が増えれば、人の時間も費用も必要になります。
だから、
「ここまでは契約内です」
「ここからは追加作業になります」
と区分する必要があります。
これは、著者の希望を断るためではありません。
双方の認識を合わせるためです。
契約書は、トラブルが起きてから相手に突きつけるためのものではなく、
「出版社はここまで行います」
「著者にはここをお願いします」
「途中で状況が変わったら、こうしましょう」
と、最初に確認しておくためのものだと考えています。
小さな出版社には、小さな出版社の役割があります
出版社によって、規模も特徴も違います。
大手出版社には、大手出版社の強みがあります。
小さな出版社には、小さな出版社だからこそできることがあります。
人員。
広告予算。
営業体制。
取引先。
当然、それぞれ違います。
一方で、小さな出版社だからこそ、
一人の著者と細かく話をする。
企画段階から一緒に考える。
原稿に深く関わる。
事情に応じて柔軟に対応する。
そんな本づくりができる場合もあります。
ですから、出版社を選ぶときには、
「大きいか、小さいか」
だけではなく、
自分はどんな出版をしたいのか。
その出版社は、どんな本づくりを得意としているのか。
を見ていただければと思います。
出版社の規模によって、できることとできないことがある。
これは優劣ではなく、特徴の違いです。
Amazonや楽天ブックスは、出版社の自社サイトではありません
オンライン書店についても、誤解が生まれやすいところです。
Amazonや楽天ブックスなどは、出版社自身が運営しているサイトではありません。
出版社が書籍情報を提供していても、
表示。
在庫。
販売状況。
配送。
ページ上の情報反映。
などには、オンライン書店や流通の仕組みが関係しています。
そのため、出版社だけですべてを自由に操作できるわけではありません。
出版業界の中にいなければ、こうした仕組みを知らないのは当然だと思います。
分からないことがあれば、
「なぜ、こういう表示になっているのですか」
「出版社側では、どこまで対応できるのですか」
と聞いていただければいい。
出版社側も、できる限り仕組みを説明します。
必要な問い合わせや確認を行うこともあります。
ただし、外部サービスのルールそのものを、出版社の希望だけで変えることはできません。
大切なのは、
出版社が対応できることと、流通や販売サイト側の仕組みによることを分けて考えることです。
原稿の完成度は、一冊ごとに違います
出版社に届く原稿の状態は、本当にさまざまです。
ほぼそのまま本にできる原稿もあります。
一方で、
構成そのものを組み直す必要がある。
同じ内容が何度も繰り返されている。
意味が伝わりにくい文章が多い。
事実確認が必要な箇所が多い。
大幅なリライトが必要になる。
そういう原稿もあります。
編集者は、ただ誤字脱字を直しているわけではありません。
誰に読んでもらう本なのかを考える。
読者に伝わる順番に構成する。
文章を整理する。
必要であれば著者に確認する。
一冊の本として成立するように整える。
こうした仕事をしています。
完成した本だけを見ると、なかなか見えない部分です。
出版社は、本という「物」を作るだけではなく、
本になるまでの編集という仕事
をしています。
「誤字」と「事実誤認」「表現変更」は別のものです
出版後、
「ここが間違っている」
という指摘をいただくことがあります。
もちろん、出版社側の校正ミスや誤植であれば、出版社が責任を持って対応すべきです。
出版社が間違えたものを、著者の責任にするべきではありません。
一方で、
著者からいただいた原稿そのものにあった事実関係の間違い。
著者自身が校正段階で変更した文章。
出版後になって、別の表現の方がよかったと思った箇所。
こうしたものは、純粋な「誤字」とは分けて考える必要があります。
本は、出版社だけで完成させるものではありません。
著者と出版社の双方が確認しながら完成させていくものです。
だからこそ、
どの段階で、誰が、どのような修正をしたのか。
できるだけ記録を残しておくことも大切だと考えるようになりました。
「誤字脱字以外は直さないでほしい」と言われることもあります
編集について、著者と出版社の考え方が大きく違うこともあります。
過去には、
「誤字脱字以外は、一切直さないでほしい」
と言われたこともありました。
もちろん、著者の文章は著者のものです。
出版社が勝手に内容を書き換えてよいわけではありません。
一方、出版社にも、
文章として意味が通るか。
読者に誤解を与えないか。
構成として成立しているか。
事実関係に大きな問題がないか。
一冊の本として世に出せる水準になっているか。
を確認する役割があります。
そのため、
「誤字脱字以外は一切触らない」
という条件では、出版社として責任を持って本を出せないと判断する場合もあります。
実際に、その条件ではお引き受けできないとお断りしたこともあります。
これは、著者の文章を否定したいからではありません。
出版社として名前を出して本を世に送り出す以上、
「どんな状態でも、そのまま印刷すればよい」
とは考えていないからです。
著者には、著者の表現へのこだわりがあります。
出版社には、出版社として守るべき編集の基準があります。
その二つがどうしても合わないのであれば、無理に契約しないことも、双方にとって大切な選択だと思います。
ご自身で印刷会社に出せばいいのです。
校正が戻らなければ、出版工程は進みません
本づくりには順番があります。
編集。
組版。
校正。
修正。
印刷。
製本。
流通。
それぞれの工程がつながっています。
そのため、著者にお願いした校正が戻ってこなければ、次の作業へ進めないことがあります。
一方で、
「発売日は予定どおりにしてほしい」
「もっと早く完成させたい」
という希望がある場合もあります。
発売日を守るためには、出版社がスケジュールを守るだけではなく、著者にも期限までに確認していただく必要があります。
本づくりは、やはり共同作業なのです。
調緊急出版で「誤字脱字は多少あるかもしれませんよ」と伝えて、
「それもいい。機会損失をしたくない」と言われて、うまくいったこともありますが、あとから、トラブルになった例もあります。
難しい選択です。
カバーデザインの修正にも、作業時間があります
カバーデザインは、著者にとって特に思い入れの強い部分だと思います。
実際のデザインを見てから、
「もう少し明るくしたい」
「色を変えたい」
「写真を変えたい」
「文字を変えたい」
と思うこともあります。
それ自体は自然なことです。
ただし、修正するたびにデザイナーの作業が発生します。
そのため出版社によっては、
「基本料金に含まれる修正は○回まで」
というルールを設けています。
決定したデザインの細かいブラッシュアップは大丈夫です。
抜本的デザインの変更です。
規定回数を超えれば、追加作業となる場合があります。
また、著者の希望どおりに一度修正したものを見て、
「やっぱり元に戻したい」
「別の方向にしたい」
となることもあります。
それも本づくりでは起こります。
ただ、それも新しい作業です。
だからこそ、
修正回数、追加費用、最終承認。
ここを事前に明確にしておくことが大切です。
増刷は、期待だけではなく販売データを見て判断します
著者から、
「まだまだ売れると思うので増刷したい」
という希望をいただくことがあります。
知人やお客様から、
「買います」
と言われている場合もあります。
もちろん、それはうれしい話です。
ただ、
「買うと言っている人がいる」
ことと、
「実際に注文が入る」
ことは、必ずしも同じではありません。
出版社にとって増刷は、経営判断でもあります。
印刷費だけではありません。
在庫を置く場所。
管理。
発送。
返品。
売れ残った場合の負担。
さまざまなコストがあります。
そのため増刷は、
現在の販売実績。
在庫数。
販売ペース。
今後の販促予定。
などを見ながら判断します。
著者の期待を大切にしながらも、
最後は感覚だけではなく、数字を見る。
出版社として必要なことだと思っています。
本が動いていない段階では、増刷しないこともあります
著者としては、
「在庫がなくなったら困る」
と考え、早めの増刷を希望することもあるでしょう。
一方、出版社側で数字を見ると、
まだ十分に在庫があり、
販売ペースも落ち着いていることがあります。
そうした場合には、すぐには増刷しないという判断をすることもあります。
著者から、これから売れるからと言われても、その保証はないのです。
本は、多く刷ればよいわけではありません。
必要な在庫を保ちながら、必要な時期に必要な部数を刷る。
出版社として、そのバランスを考える必要があります。
制作途中で仕様を変えれば、費用が変わることがあります
本を作っている途中で、
「ページを増やしたい」
「紙を変えたい」
「カバーを大きく変更したい」
「カラーを増やしたい」
などの希望が出ることがあります。
できる限り対応したいと思います。
しかし仕様が変われば、
デザイン費。
組版費。
印刷費。
修正費。
などが変わる場合があります。
ここについては、出版社側にも責任があります。
追加費用が発生するのであれば、できるだけ変更前に説明する。
後になって突然、
「これだけかかりました」
では、著者が驚くのも当然です。
一方で著者にも、当初の仕様から大きく変更すれば、新しい仕事や費用が発生する場合があることを理解していただきたいと思います。
ここも、結局は事前の確認です。
制作途中で出版を取りやめる場合
出版は、契約したその日から仕事が始まります。
企画を整理する。
原稿を読む。
編集方針を決める。
スケジュールを作る。
デザイナーやスタッフを手配する。
本という形がまだ見えていなくても、出版社ではすでに人と時間が動いています。
もちろん、著者側の事情が変わって、
「出版を続けられなくなった」
ということもあります。
出版社側の事情によって、予定どおり進められなくなる可能性もゼロではありません。
だからこそ、
着手金。
途中解約。
それまでに行った作業。
返金の考え方。
制作物の扱い。
こうしたことも契約段階で明確にしておいた方がいい。
これは、最初から相手を疑っているからではありません。
途中で状況が変わったときに、双方が困らないためです。
「相談」にも編集者の知恵と時間があります
「本を出したいのですが」
という相談を受けると、編集者はただ話を聞いているだけではありません。
このテーマなら、誰に向けて書くのか。
どんな構成にするのか。
タイトルはどうするのか。
何を残し、何を削るのか。
一冊の本として成立させるには、どう組み立てるのか。
相談を聞きながら、さまざまなことを考えています。
そのため出版社によっては、
無料相談。
有料の企画相談。
契約後の編集作業。
というように区分を設けています。
もちろん、相談したからといって、その出版社と契約しなければならないわけではありません。
どの出版社を選ぶかは、著者の自由です。
一方で、
企画やアイデアにも、人の時間と専門性が使われている。
そのことも知っていただければと思います。
以前、私の出したアイデアで他社から出した方がいました。
費用の支払いも、一つの約束です
費用が発生する出版では、支払いについても契約で決めます。
出版社は、約束した制作を行う。
著者には、約束した費用を支払っていただく。
出版社も会社です。
編集者。
デザイナー。
校正者。
印刷会社。
さまざまな人が一冊の本に関わり、それぞれに費用が発生します。
著者と出版社のどちらか一方だけが約束を守るのでは、仕事は成り立ちません。
双方が契約を守ることが、信頼関係の基本だと思います。
意見を言うことと、相手を傷つけることは違います
出版の途中では、意見が合わないこともあります。
出版社側にミスがあれば、著者が不満を感じるのは当然です。
著者の要望に対して、出版社が、
「それはできません」
と伝えなければならないこともあります。
人と人との仕事ですから、感情が動くこともあります。
しかし、ここは出版社側も自戒しなければならないと思っています。
出版社側が著者に暴言を吐いてよいわけではありません。
どれだけこちらに言い分があったとしても、言ってよいことと、言ってはいけないことがあります。
感情的になって不適切な言葉を使えば、それまで積み上げてきた信頼を一瞬で損なってしまうこともあります。
それは、出版社側が気をつけなければならないことです。
同時に、著者側から出版社のスタッフに対して、人格を否定したり、見下したりするような言葉があってよいとも思いません。
問題があるなら、
「何が問題なのか」
を具体的に話す。
相手そのものを攻撃するのではなく、
問題そのものについて話す。
簡単なようで、感情が動いているときほど難しいことです。
だからこそ、著者にも出版社にも必要な姿勢なのだと思います。
今はSNSがあります。
著者も出版社も、自分の考えや経験を自由に発信できる時代です。問題が起きたとき、その経緯や相手への不満がSNSなどを通じて、多くの人に伝わることもあります。
だからこそ、発信する側にも慎重さが必要だと思います。
自分が経験したことや感じたことを語ることと、事実を超えて相手を攻撃することは同じではありません。逆に、批判された側も、感情的になってSNS上で反論を繰り返せば、問題をさらに大きくしてしまうことがあります。
著者であっても、出版社であっても、何か問題が起きたときには、まず当事者同士で事実を確認し、話し合えることは話し合う。
それでも解決できなければ、必要に応じて第三者や専門家に相談する。
SNSで発信できる時代だからこそ、何を発信するのか、何を発信しないのかも含めて、お互いへの敬意が問われるのだと思います。
すべての出版が、同じ結果になるわけではありません
もちろん、出版では問題ばかりが起きているわけではありません。
むしろ、本が完成したときに、
「本当に出してよかった」
「想像以上の本になった」
「家族が喜んでくれた」
「読者からこんな感想をもらった」
と喜んでくださる著者もたくさんいます。
出版社としても、そういう言葉をいただくと本当にうれしい。
一冊の本が、その人の人生の節目になったり、新しい仕事につながったり、思いがけない出会いを生んだりすることもあります。
それが、出版という仕事の大きな喜びです。
一方で、出版社として契約した仕事を行っても、著者が思い描いていた結果にならないこともあります。
思ったほど本が売れなかった。
期待していた反響がなかった。
仕上がりについて最後まで納得できなかった。
出版後になって、もっとこうすればよかったと思った。
そうしたこともあります。
出版には、
「本を完成させること」
と、
「著者が思い描いていた結果になること」
の間に、どうしても差が生まれる場合があります。
だからこそ、出版前の対話が大切なのだと思います。
「どんな本を作りたいのか」
「出版によって何を実現したいのか」
「出版社に何を期待しているのか」
「出版社はどこまでできるのか」
できるだけ認識を近づけてから、本づくりを始める。
それでも100%同じ満足になるとは限りません。
だからこそ、最初に話しておくことが大切なのです。
出版社側も、経験から仕組みを変えていきます
ここまで著者と出版社のすれ違いについて書きましたが、出版社側にも改善すべきことがあります。
私たち自身も、
説明が足りなかった。
契約内容が曖昧だった。
追加費用について伝えるタイミングが遅かった。
相手が分かっていると思い込んでいた。
もっと早く話し合えばよかった。
そうした経験があります。
そして、人と人との仕事ですから、こちらが感情的になってしまったことについて反省することもあります。
経験するたびに、
「次はどうしたら防げるだろう」
と考えます。
その結果、
着手金。
途中解約のルール。
追加業務。
カバー修正回数。
仕様変更時の費用。
相談の範囲。
校正期限。
増刷の判断基準。
著者と出版社の役割。
こうしたものを少しずつ明確にしてきました。
トラブルそのものは、誰にとってもうれしいものではありません。
できれば起きない方がいい。
しかし、
一つの経験から、次の仕事をよりよくする仕組みをつくることはできます。
出版社も、著者との仕事を通じて学び続けています。
出版は、著者と出版社の共同作業です
出版社が著者より偉いわけではありません。
著者が出版社より偉いわけでもありません。
役割が違うだけです。
著者には、著者にしか書けないものがあります。
出版社には、それを一冊の本として形にし、読者に届けるための経験があります。
分からないことは聞く。
できないことは、できないと伝える。
間違えたら認める。
約束したことは守る。
追加の希望があれば話し合う。
事情が変わったら早めに伝える。
相手が使った時間や知恵を尊重する。
そして、意見が違っても、相手の人格まで否定しない。
出版も、最後は人と人との仕事です。
良い本を作るために必要なのは、どちらか一方が我慢し続けることではありません。
著者と出版社がお互いの役割を理解し、敬意を持って一冊をつくること。
そして問題が起きたときには、
「誰が悪かったのか」
だけで終わらせない。
こちらに問題があったなら、認めて改善する。
契約や仕組みに問題があったなら、変える。
認識の違いがあったなら、次から最初に確認する。
そして、
「次はどうすれば、もっと良い本づくりができるのか」
を考える。
出版して心から喜んでいただけることもあります。
残念ながら、そうならないこともあります。
その両方の経験から学びながら、次の一冊をもっと良い本にしていく。
それが出版社として大切なことだと、私は考えています。
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