◆お金を盗むことについて

◆お金を盗むことについて
親の財布からお金を盗むことは、刑法でいうと犯罪にならない。
当然、見つかれば親は、叱るであろう。
何で必要なのか?なせ言ってこないのか?
理由はいろいろある。
今回、そのことについては触れない。
子どもとしては、どう見るかである。
子どもとしては、
【お金の入手先が断たれたのであるから、 次の手を考えなくてはいけない。】
兄弟の財布から盗む。
近所の子から巻き上げる。
友だちから巻き上げる。
体育の着替えの時に、更衣室から盗む。
自分の持っている物を売る。
万引きして、それを売る。
万引きさせて、それを売る。
下着を売る。
援助交際
ガールズバーで働く。
いろいろ思考を巡らす。
シャープの芯を一人から一本もらい(一本ならみんな簡単にくれる)、それを20本集めて、それを友だちに
「間違って買ってしまったから」
といって、売っていた奴(実は私です)もいた。
眼を光らせていないと、どんどん悪い道にはまっていく可能性がある。
担任だった子の親から、ある日電話があり、
「実は、うちの子が親の財布からお金を盗み、それを注意した。先生、内緒にしておいてください。学校で人様の物に手を付けないか心配で…」
と正直に話してくれた。
私は、体育の時間には、巡回をし、貴重品袋の管理に意識を向け、何気ないタイミングで、新聞記事に万引きや窃盗の事件が載るのを待って、それをネタに、話をした。
親から先に相談されると、手の打ちようもある。
別な事例もあった。
体育の時間に、ある女児生徒の財布からお金とカードが盗まれた。
疑われたのは二人。
結局、一人に絞られた。
本人は、否認。警察に届け、銀行へ照会。
カメラにその子が写っていた。
それでも本人は、否認。でも、親が、「うちの子に間違いありません。」と。
「一晩下さい。話して、正直に話させますから・・・」
あとからわかったが、実は1か月前に親の財布からお金を抜き取っていて、それを叱責したそうだ。
何とも言えない気分になった。
言ってもらったからといって、防げたとも言いきれない。
事件を起こさないのがいい子でもない。
子どもは失敗しながら成長していく。
小さな芽を摘んでいくことが大切だ。
家庭と学校と地域が連携していけたらいいと思う。
全部、学校が悪いのか?
全部、家庭が悪いのか?
現金だけはない。地位や名誉(それがお金につながることは多いが・・・)が欲しいがために、他人を追い込んだり、不正をする大人たちが多い。
どんな教育を受けてきたのか?
高学高偏差値で、こういう事案には触れないで大人になってしまい、権力もつとお母さんの財布と国家予算が同じになってしまうのか?
元教育者として、私にも責任の一端がある。
色々な事件報道で、私の古傷がうずく。

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