契約の前に問うべきこと

契約の前に問うべきこと

――仕事を“条件”ではなく“覚悟”で選ぶために

仕事の契約というと、多くの人は「条件」を確認します。

報酬はいくらか。

期間はどれくらいか。

役割は何か。

もちろん、それらは重要です。

しかし、本当に大事なことは、そこではありません。

条件は“外側”です。

仕事を続ける力になるのは、いつも“内側”です。

だからこそ私は、契約の前に、ある問いを持つようにしています。

それが【7つの究極の質問】です。


1.なぜ、この仕事を選んだのか

数ある仕事の中で、なぜこれを選ぶのか。

なぜ、このパートナーなのか。

なぜ、この会社なのか。

あるいはもっと踏み込んで、

「なぜ“あなたが”やらなければいけないのか」

ここが曖昧なまま始まった仕事は、長く続きません。

なぜなら、軸がないからです。

仕事は選択の連続です。

そのたびに戻る場所が「自分の軸」です。


2.誰を喜ばせたいのか

これから関わるお客様は、どんな人なのか。

そして、なぜその人を喜ばせたいのか。

ここに“利他”があるかどうかで、仕事の質は決まります。

売上を上げることは大切です。

しかし、売上は結果であって目的ではありません。

「この人に喜んでほしい」

その気持ちがある仕事だけが、長く続きます。


3.自分にしかできない価値は何か

あなたのサービスは、他と何が違うのか。

もっと言えば

「それを取ったら、あなたでなくなるものは何か」

ここが明確でないと、価格競争に巻き込まれます。

逆にここが明確であれば、比較されなくなります。

仕事とは、“違い”で選ばれるものです。


4.お客様に約束する変化は何か

あなたのサービスを受けたことで、

お客様はどう変わるのか。

ここは逃げてはいけない問いです。

ふわっとした価値ではなく、

最低限コミットする変化を言葉にする。

これが“信頼”の始まりです。


5.変化が起きなかったとき、どうするか

どれだけ良いサービスでも、

すべての人に結果が出るとは限りません。

そのとき、どうするのか。

追加のフォローをするのか。

別の提案をするのか。

関係をどう継続するのか。

ここに“誠実さ”が出ます。


6.何を守り続けるのか

もし、自分のサービスが広がり、

誰かがそれを継承するとしたら。

「これだけは守ってほしい」

そう言えるものは何か。

ここが、あなたの価値の核です。

やり方は変わってもいい。

しかし、核は変えてはいけない。


7.未来の自分は、今の自分に何と言うか

何十年後、すべてをやり切った自分が、

今の自分に声をかけるとしたら。

何と言うでしょうか。

「それでいい」と言うのか。

「もっとやれ」と言うのか。

「本当にやりたいことをやれ」と言うのか。

この問いは、すべてを突き抜けます。


条件ではなく、覚悟で選ぶ

仕事は、条件で選ぶこともできます。

しかし、条件だけで選んだ仕事は、どこかで苦しくなります。

一方で、覚悟で選んだ仕事は、たとえ厳しくても、折れません。なぜなら、自分で選んでいるからです。


契約とは、紙にサインすることではありません。

自分の人生にサインすることです。

そのとき、この7つの問いを持っているかどうかで、

その後のすべてが変わります。


この7つの質問は、相手を見るためのものではありません。

自分を試すためのものです。

そしてその答えは、

すでに自分の中にあるはずです。

 
 
 

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集