共同経営はなぜ失敗するのか?~うまくいかない本当の理由と経営者の覚悟
共同経営はなぜ失敗するのか?~うまくいかない本当の理由と経営者の覚悟
これまでの経営の現場で、何度も見てきたことがあります。
それは――
「複数の代表で始めた会社が、次第にチグハグになり、最終的に一人経営に収まっていく」
という流れです。
私の見てきた範囲では、
共同経営がうまくいっている会社は、1社しかありません。
では、なぜ共同経営を選ぶのか。
多くの場合、
・気心が知れている
・協力すれば弱点を補い合える
・出資額を抑えられる
そんな理由ではないでしょうか。
確かに、それは一理あります。
しかし現実は、そう単純ではありません。
実際に一人経営に戻った経営者の多くが、こう言います。
最初は志も方向性も同じだった。
でも時間が経つにつれて、少しずつズレが生まれていく。
考え方の違い。
判断基準の違い。
優先順位の違い。
利益配分の考え方。
人事の方針。
それらが積み重なり、
やがて経営そのものに歪みが出てくる。

もちろん、
長所と短所がうまく噛み合い、
プラスに働くケースもあります。
ただ現実には、
意見の対立や意思決定の遅れによって、
マイナスに働くことの方が多い。
そうなると、
共同経営そのものが最大のリスクになる。
実際、多くの会社は最終的に
意思決定が一本化されていきます。
なぜか。
経営とは、最終的に「決めること」だからです。
そしてその責任は、誰かが引き受けなければならない。
私が思うに、最後に問われるのは――
「覚悟」です。
経営とは、
誰かと分けるものではなく、
引き受けるもの。
自信がつくほどに、
人は自分の道を進もうとする。
だからこそ、
自らの責任として事業を担う覚悟を、
今一度問い直す必要がある。
経営者は、孤独なのです。
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