【子どもたちが陥りやすいワナ】「練習がめんどくさい」をどう乗り越えるか?
【子どもたちが陥りやすいワナ】「練習がめんどくさい」をどう乗り越えるか?
第二十三条 「やる気がない」の裏に隠れた本当の理由を見つける
「練習なんてめんどくさい」「真面目にやってるなんてかっこ悪い」と言う子どもたち。
一見、やる気がないように見える言葉の裏には、さまざまな心理や背景 が隠れています。
子どもたちがこうしたワナに陥る原因を理解し、適切な対応をすることが、指導者や保護者に求められる重要な役割です。
子どもが陥りやすい3つのワナ
1. 「ダラダラやるのがかっこいい」と思っているケース
- 背景:身近な上手な選手が練習を真面目に取り組まず、ダラダラやっているのを見て「それがかっこいい」と誤解している。
- 対応策:
- 本物の一流選手を見せる機会を作る
実際にトップ選手の練習を見学することで、真剣さや努力がかっこいいことを伝える。 - 努力の価値を教える
「本当にかっこいい選手は、陰で努力を続けている」と具体例を挙げて伝えます。
- 本物の一流選手を見せる機会を作る
2. 「自分の能力の高さを見せびらかしたい」と思っているケース
- 背景:一生懸命にやらずにうまくできることで、「自分はすごい」と周りに見せたいという自己顕示欲からの行動。
- 対応策:
- チャレンジングな目標を設定する
その子どもが簡単には達成できない目標を提示し、努力の必要性を感じさせる。 - 小さな成功体験を積ませる
「自分の限界を超える喜び」を体感させることで、真剣に取り組む価値を理解させる。
- チャレンジングな目標を設定する
3. 「一生懸命やってもうまくならない不安」から逃げているケース
- 背景:失敗を恐れ、「自分は能力がない」と思われたくないという不安を隠すために、最初から努力を否定してしまう。
- 対応策:
- 安心できる環境を整える
ミスを責めず、挑戦を肯定する環境を作ることで、努力への不安を軽減します。 - 努力が結果に繋がるプロセスを教える
「失敗しても、努力を続けることで必ず成長できる」という成功体験を示します。
- 安心できる環境を整える
表面上の言葉の裏にある心理を見抜く
同じ「練習がめんどくさい」という言葉でも、その背景には異なる心理が隠れていることがあります。
- 一生懸命やることを否定する子:不安や失敗の恐れから自分を守ろうとしている。
- 地域レベルの選手を真似してしまう子:狭い世界しか知らないため、本物の努力を見たことがない。
- かっこよさを優先する子:周囲からの評価を気にしすぎて、自分を高める努力を避けている。
これらを見抜くためには、子どもの表情や態度、言葉に注意を払い、背景にある心理を理解する努力が必要です。
指導者・保護者が取るべき対応
-
励まし方を変える
- 「頑張れ」ではなく、「こうすればうまくいく」と具体的なアドバイスを伝える。
- 努力を認め、小さな成果でも褒めることで自信を育てる。
-
広い視野を持たせる機会を提供する
- 地域の枠を超え、本当に努力している選手やチームを見学させる。
- 自分の可能性が広がる環境を見せることで、意識を変えるきっかけを作る。
-
愛情を持って接する
- 子どもが何を怖がり、何に悩んでいるかを観察する。
- 必要に応じて、指導者ではなく別の人(例えば先輩選手や外部コーチ)からのアドバイスを受けさせるのも有効です。
指導者へのメッセージ
子どもたちがワナに陥る背景には、必ず何かしらの心理や経験があります。
子どもを愛し、信じることで、その本音や本当の気持ちに気づけるはずです。
言葉をかけるタイミングや内容を工夫し、適切な環境を整えることで、子どもたちの可能性を最大限に引き出しましょう。
「本物の努力が、子どもたちの未来を輝かせる!」
一緒に子どもたちの背中を押し、成長の喜びを共有しましょう。
はじめに
第一条 多くのことを身につけられる年代には、多くのことを伝えることができるコーチが指導をするべきである!
第二条 子どものスポーツは元々遊びの延長である。それゆえ、子どもの指導における練習は楽しくなればならない(mustである)!
第三条 いつ(何歳頃で)、花を咲かせたいのか? 咲かせるべきなのか? を考える!
第四条「できない」と「子どものために」を考える!
第五条「判断を必要とする状況の設定」と「状況判断」と「フィーッドバック」が仕事
第六条 スポーツで本能を昇華させているのだ。練習中には大きな声を出せる
第七条 レッテルを貼らない
第八条 「今」が勝負、過去や未来より「今」
第九条 Dream come true!
第十条 指示に従う=良い子、良い選手ではない
第十一条 大人と子どもの動機の違いに注意せよ!
第十二条 練習メニューの組み方
第十三条 フェアプレー精神に学ぶ!
第十四条 「コーチ銀行」と「信頼残高」の話 その1
第十五条 「コーチ銀行」と「信頼残高」の話 その2
第十六条 自分の言葉に気をつけよう
第十七条 「だって…」なし会話
第十八条 聞きたくなる話し方
第十九条 一〇〇〇時間が目安
第二十条 トレーニング原則
第二十一条 信頼できないコーチの条件
第二十二条 イチローに学ぶ
第二十三条 陥りやすいワナ
第二十四条 ミィーティングは人をつくる
第二十五条 スポーツを通じて学んだこと、子ども達に伝えたいこと
番外編 絶対にやっては、いけない指導!
おわりに
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