◆バカ面はモテない

◆バカ面はモテない

マスクの下はバカ面だったりして・・・。
人は呼吸を無意識におこなっています。
普通は鼻で空気を吸って、鼻から吐きます。そんな事は当たり前のことだと思うのかもしれません。
しかし、最近は口から空気を吸って吐く人が増えてきているのです。
これを口呼吸と言います。

いつも鼻が詰まっている人、いつも口を開けている人、唇が渇きやすい人、ノドが渇きやすい人、歯茎の色が悪い人、前歯に汚れやがつきやすい人、虫歯が出来てきた人、特に、前歯の表面の一部が白い人、生臭い口臭がある人は口呼吸の疑いがありあります。口呼吸をすると、唾が出なくなり、口腔内が枯れて、臭くなります。
口呼吸をしていても自分では気づかない場合も多いので注意が必要です。
では、なぜ口呼吸が問題になるのでしょうか?
鼻の役割を考えてみましょう。
① 空気清浄器の役割
鼻毛や奥くにある繊毛(せんもう)は、埃や雑菌やウィルスや花粉などをシャットアウトします。
② 加湿器、加温器の役割
粘膜で雑菌、ウィルスを浄化し、また乾いた空気、冷たい空気が直接肺に入らないようにします。お酒をたくさん飲んだ翌朝、ノドが乾いて、ヒリヒリするのを体験した人もいると思います。寝ている時、口呼吸になっているからです。起きている時でも、口呼吸ではこのような状態が慢性的に起こっていると考えてもらえばよいです。
③ 匂いセンサー
焦げ臭い? ガス臭い? 危ない? 酸っぱい匂いがする? 腐っているんじゃないか?など、身を守ることや、食べ物の匂い、動物だと異性の放つフェロモンを感知したりと生きるために重要な役割をしています。
鼻呼吸で生活しないと、いつも口開いている人は、見た目おバカです。顔がバカづらに見え、いい顔つきではありませんから、絶対的にモテません。

虫歯、歯周病(歯槽膿漏)は口の中の細菌(常在菌)が原因です。健康な人ならば唾液による自浄作用、緩衝作用などがあり、細菌の活動が抑制されます。さらに唾液中のカルシウムイオンやリンイオンにより(初期虫歯の)再石灰化が起こり修復が行われます。

しかし、口呼吸だと唾液が分泌されてもすぐに乾いてしまうため細菌の活動が抑制されず、再石灰化もできなくなり虫歯、歯周病を進行させます。口呼吸の人は唾液が出ないため、いつも口腔内が渇いているから、異常に口が臭いのです。
このしくみに気づかなければなりません。
さらには、加齢と共に口呼吸になることが多く、唾液の分泌も下がってきます。

また、高血圧などのため薬を飲んでいる方は、さらに唾液の分泌も下がり、口が臭くなりがちです。

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