【子どもの信頼を守る】「信頼できないコーチ」の特徴と改善ポイント

【子どもの信頼を守る】「信頼できないコーチ」の特徴と改善ポイント

第二十一条 子どもたちに信頼される指導者になるために

スポーツ指導において、「信頼されるコーチ」になることは、子どもたちの成長を支える上で欠かせません。
しかし、逆に「信頼できないコーチ」と思われる言動をしてしまうと、子どもたちの意欲や態度に悪影響を与えることになります。今回は、信頼を損なうコーチの特徴と、それを改善するためのポイントを紹介します。


信頼できないコーチの2つの特徴

1. 言動不一致

  • よくあるケース
    • 子どもたちに「遅刻するな」と言いながら、自分は時間にルーズ。
    • 「練習には集中しろ」と言いつつ、コーチ自身が練習中に集中していない。
    • 「明日試合に出す」と言ったのに、結局出さなかった。

こうした言葉と行動の矛盾を、子どもたちは敏感に感じ取ります。コーチの一挙手一投足は、子どもたちにとって重要なメッセージ であることを忘れてはいけません。

  • 改善ポイント
    1. 守れない約束はしない
      子どもたちとの約束は、できる範囲のことだけに絞りましょう。
    2. 行動で示す
      例えば、時間厳守を子どもに求めるなら、自分が一番早く現場に到着する姿勢を示しましょう。

2. 子どもへの信頼がない

  • 信頼が欠けていると起こること

    • 子どもたちは、コーチからの期待や信頼を感じると、「がんばりたい」「役に立ちたい」という思いが強くなります。
    • しかし、過剰なプレッシャーや、細かすぎる指示ばかりだと、逆にやる気を失い、拒否反応を示します。
  • 改善ポイント

    1. 適切な役割を与える
      子どもの能力や個性に応じた役割を与え、「あなたならできる」と信頼を込めて伝えましょう。
    2. 小さな成功体験を増やす
      子どもたちが「やればできる」という感覚を持てるよう、小さな成功を積み重ねさせます。

信頼はコーチ、子ども、保護者の三者で築くもの

信頼関係は、コーチと子どもたちだけでなく、保護者との関係性 も大きな影響を与えます。

  • 保護者がコーチを信頼すること
    保護者がコーチを信頼している姿を見せることで、子どもたちも安心して指導に集中できます。
  • コーチが保護者と信頼関係を築くこと
    コーチは保護者に対しても誠実に接し、練習方針や子どもの成長についてしっかり説明することで、信頼を得ることができます。

信頼されるコーチになるための3つの行動

  1. 一貫性を持つ

    • 言葉と行動を一致させることで、子どもたちの信頼を得ます。
  2. 期待と信頼を伝える

    • 「きっとできる」「君なら大丈夫」と、適切な期待を込めた声掛けを行いましょう。
  3. 誠実に振る舞う

    • 子どもや保護者に対して約束を守り、誠実な態度を持つことが信頼の基本です。

子どもたちへの影響

信頼できるコーチがいることで、子どもたちは以下のように成長します:

  • やる気の向上:期待されていると感じると、自信を持って練習に取り組むようになります。
  • 主体性の発揮:信頼関係があると、自ら考えて行動する力が育まれます。
  • チームの連携向上:コーチとの信頼がチーム全体の団結力を高めます。

指導者と保護者へのメッセージ

コーチの言動や態度は、子どもたちにとって大きな影響力を持っています。
まずは、私たちが子どもたちを信頼し、保護者から信頼される指導者を目指しましょう。 信頼の輪を広げることで、子どもたちの可能性はさらに広がります。


「信頼は子どもたちの成長の基盤!」
コーチングの質を高め、子どもたちと共に成長する指導者を目指しましょう!

 

子どものスポーツ指導で絶対押さえたい25のポイント


はじめに

第一条 多くのことを身につけられる年代には、多くのことを伝えることができるコーチが指導をするべきである!

第二条 子どものスポーツは元々遊びの延長である。それゆえ、子どもの指導における練習は楽しくなればならない(mustである)!

第三条 いつ(何歳頃で)、花を咲かせたいのか? 咲かせるべきなのか? を考える!  

第四条「できない」と「子どものために」を考える!

第五条「判断を必要とする状況の設定」と「状況判断」と「フィーッドバック」が仕事    

第六条 スポーツで本能を昇華させているのだ。練習中には大きな声を出せる

第七条 レッテルを貼らない

第八条 「今」が勝負、過去や未来より「今」

第九条 Dream come true!

第十条 指示に従う=良い子、良い選手ではない

第十一条 大人と子どもの動機の違いに注意せよ!

第十二条 練習メニューの組み方

第十三条 フェアプレー精神に学ぶ!

第十四条 「コーチ銀行」と「信頼残高」の話 その1

第十五条 「コーチ銀行」と「信頼残高」の話 その2

第十六条 自分の言葉に気をつけよう

第十七条 「だって…」なし会話

第十八条 聞きたくなる話し方

第十九条 一〇〇〇時間が目安

第二十条 トレーニング原則

第二十一条 信頼できないコーチの条件

第二十二条 イチローに学ぶ

第二十三条 陥りやすいワナ

第二十四条 ミィーティングは人をつくる

第二十五条 スポーツを通じて学んだこと、子ども達に伝えたいこと

番外編 絶対にやっては、いけない指導!

おわりに     

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