『つりひろの入院妄想記~一病息災~「一」の章』◆入院前の自分~「メタボリックドミノ」という概念
◆入院前の自分~「メタボリックドミノ」という概念
今まで、入院したことなく、ここ何年も風邪をひいたこともなく、花粉症もなく、あるのは二日酔いだけの私が、肝臓ならまだわかるが、何で心臓や肺で入院なのか?
さらには「手術が必要だと思う」と言われ…、さらにさらに、「でも今は心臓が弱っていて、回復しないと手術もできない」と言われて…。
「みんな俺のことを笑っているだろうな? 酒の飲み過ぎと笑っているだろうなー。でも、肝臓じゃないし、腎臓でもないし…」などと、なぜ、こうなったのかを考える日々が続いた。
ベッドの中で、「結局、歯科医療が大事などとほざいていても、俺はメタボリック ドミノなんだよなー」と涙を流すことはないが、落ち込んでいた。メタボリック ドミノとは、さまざまな病気が一度に起きるのではなく、まるでドミノ倒しのように発症していくことを表現している言葉だ。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、寝不足、喫煙など生活習慣の乱れによってほとんどの人は体重が増加する。体重は増え始めるとどんどん増加しようとする。そして、食べ過ぎによって胃は大きくなり、さらに多く食べる事ができるようになる。脂肪が増えて身体が重くなると、運動したくなくなり、筋肉が減る。筋肉が減るとカロリー消費も減り、脂肪は溜まってしまう。
そして体重が肥満の域に達すると、血糖を下げる役目をするインスリンの働きが低下した状態の「インスリン抵抗性」という状態になる。これは動脈硬化の原因になるとも考えられている。インスリン抵抗性というドミノが倒れると、次のドミノ、高血糖、高血圧、高脂血症といった生活習慣病を次々と招いてしまう。このような状態がメタボリック症候群である。このようにして次々と体を守ってくれるドミノが倒れていく。 メタボリック症候群によって高血圧、肥満、高脂血症、高血糖の「死の四重奏」を引き起こしてしまうことをドミノ倒しに例えて、メタボリックドミノと呼ぶ。
この図を「川の流れのように」見てほしい。左上が川上で、下に川下がある。そして川下になるほど、「医療費も掛かる」「痛い」「後遺症が残る」と良いこと無しである。ところが,上流に行って、これらの原因を探ってそこから予防すれば、「医療費も掛かりにくい」「あまり治療は痛くない」「後遺症もあまり無い」となる(国の医療費も減る!)。
最初のドミノは、悪い食べ物、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足や寝不足、ストレスなどの生活習慣の乱れである。そのドミノが徐々に傾き始めていき、ドミノの総倒れ時は、心不全、認知症、脳卒中、糖尿病による下肢切断、失明、透析などの重い病気にかかる危険性が非常に高くなる状態に達してしまう。
このようにならないためにも、最初のドミノを倒さないようにすることが大事なのである。最初のドミノを倒さないためにも、生活習慣の改善が重要となるのだ。
上流、川の最上流には何があるか?実はそこにあるものは、1、喫煙 2、アルコール 3、栄養・運動 4、休養・ストレス 5、歯の健康 の5つである。
私の場合は、2、アルコールと、4、休養・ストレスであろう。それと、3、栄養・運動の「運動」の影響であろう。
でも、この5つが上流なら、最上流、源流の「始まり」があるはずである。
それは、私の「思い方」である。
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