寿司といえば酢飯を使い魚介類を主役に味わう日本の伝統食というイメージが一般的かと思いますが、寿司の味わいは”シャリが8割”とも言われて美味しい寿司に本当に重要な主役は酢飯であり、”米”が無いと成立しません。

　そして寿司ネタとなる食材は、酢飯をバリエーション豊かに味わい為の”おかず”の様に捉えるとネタが魚介類である必要はありません。また実際に魚介の流通が少ない地域などで田舎寿司と呼ばれる物の中には野菜を漬物など野菜を使った寿司も存在します。

　では多くの人が野菜寿司と聞い時に魚介類の寿司と同じ熱量で食べたいと思えたり、また実際に食べて同じ満足感や喜びを感じた事があるかと言えばビーガンやベジタリアンの人でない限り物足りなさやが残ると思います。

しかし、それでは野菜の価値観を変えるには不十分です。

　

　黒澤氏が考ている在るべき野菜の寿司は、寿司職人が提供する寿司としてマグロやハマチや小肌があって、これらの魚介ネタと同等かそれ以上の味わいと満足感が無ければ意味がありません。継続的に食べられる食事にならないからです。

その為にどんなアプローチでこれを実現させるかについては、調理の中で旨味と油を加える事が出来れば実現できると考え、また江戸前の技法など工夫して調理を行っています実現させて物が私が創作した野菜寿司になります。

工夫の中には食の多様化に対するアプローチとして、ヴェジタリアン・ヴィーガンの方にも安心して召し上がれる様にカツオ出汁も使用せずに植物系の食材と調味料のみで調理しています。

　ここまでの話を聞くと独創性のある奇抜な寿司を想像して不安になる人も居るかもしれませんが安心してください、日本の寿司として奇抜な寿司にはしたくありません。あくまで日本人の感覚で納得できる寿司に仕上げています。

食の趣向についてもう少し補足すると、趣向の多様化が人の分断に繋がっていけません。人と人の繋がりにおいて懇親の場として同じ食卓を囲み同じ物を食べる事は大切だと思います。また、その趣向が制限や我慢の食ではなく、積極的に選んで喜びを共有したい物として提供したいと考えています。

　また別の視点として、野菜ネタであることは海洋資源の枯渇リスク対しても貢献できるのではないでしょうか。

海洋資源への依存度を野菜を寿司にすることによって下げる事が実現したら海洋資源と合わせて、寿司文化の持続可能性にも寄与できると考えています。

　野菜寿司を通して色々な面への貢献で可能な事があると考えていますが、一番実現したいことは既存の枠に捕らわれない自由な美味しさと楽しさを通して農産品の価値が見直され農家の所得が底上げされることです。

そして経済的な魅力ある収入を基盤として幸せで誇りある就農者数が増えることを思い描いています。

 

今回は特別企画で、特別価格で、野菜と魚を両方堪能できます。

 日時：2025年３月８日（土）17:00～20:00

 会場：ツリヒロスタジオ桜台6

　　　住所：〒176-0002

　　　　　　　　東京都練馬区桜台1丁目6番9号 渡辺ビル102

　　　最寄駅：桜台駅 (西武池袋線) 徒歩１分

参加費：６０００円（税込み）

 内容：野菜寿司と魚寿司　1人前＋α

　　　　　ツリヒロ男料理1品

　　　　　アルコール

　申し込み

　　※下記のページで入金確認後、申し込み完了となります。

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