◆「私、本を出したいんです。」—その一言から、光の物語が始まった。
◆「私、本を出したいんです。」—その一言から、光の物語が始まった。
「私、本を出したいんです。相談に乗ってもらえませんか?」
そこから、彼女とのやりとりが始まりました。
「どんな本を書きたいの?」
彼女は、まっすぐにこう答えました。
「ヤングケアラーを勇気づけたいんです。
光になりたいんです。」
なぜ、そこまで思うのか。
そう聞くと、彼女は静かに話し始めました。
「私が、そうだったんです。
ヤングケアラーは、孤独なんです。
心も壊れます。
中には、命を……」
言葉を詰まらせながらも、彼女は続けました。
「そんな孤独の中にいる若者たちに、
希望の光になる本を届けたいんです。」
そこから私は、彼女の人生を聞きました。
虐待。ネグレクト。
そして、10代での家族介護。
想像を超える現実の中で、彼女は生きてきた。

そして今。
6年間で、92名の人生を再起させてきた実績を持っています。
でも、私が一番すごいと思ったのは、そこではありません。
彼女はまず、自分自身を救った人です。
そして今、他人を救っている。
そんな生き方、すごいと思いませんか。
彼女は言います。
「かつての私のような子どもたちに届けたいんです。
今、人生を諦めそうになっている若者に
“生きててええんだよ”って伝えたいんです。」
私は思いました。
これは、単なる「本の出版」ではない。
あまりメディアに取り上げられない社会問題。
そして、これから確実に大きくなる問題。
子どもたちは、私たちの希望です。
その子どもたちが、今、苦しんでいる。
「助けて」と言いたくても、言えない子どもたちがいる。
泣きたくても泣けない夜がある。
雨の冷たさは、
雨に濡れたことがある人にしか分からない。
でも、彼女は知っています。
だからこそ、伝えられる。
「あなたは、一人じゃない」と。
彼女は、光を探した人です。
そして今、社会に光を求めるのではなく、
自分自身が光になると決めた人です。
◆著者プロフィール
小林 実央(こばやし みお)
「あなたの歩む道が、誰か一人の救いの道になる。」
株式会社 紡ぎ VIESTA 代表取締役
ヤングケアラー講演家 / 心理カウンセラー
虐待、ネグレクト、そして10代での家族介護。
誰にも助けを求めることができず、自分の人生を諦めかけていた元ヤングケアラー。
その経験を乗り越え、現在は講演活動6年。
延べ100人以上の相談に向き合い、92名の自立・再起を支援。
「生命の尊さ」を伝え続けている。
2026年1月には、若者が家庭環境に縛られず、
「夢」や「起業」を選択できる居場所として
「紡ぎ VIESTA」を設立。
自身の過去を“誰かの希望”に変え、
今もなお、光を届け続けている。
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