◆働く理由は、あとから育っていくもの
◆働く理由は、あとから育っていくもの
人々の働く意識調査では、
働いて報酬を得ることよりも、
働くこと自体に喜びを見出すことが
より重要になってきている
と言われています。
この結果を見たとき、
「確かにそうだな」と思う一方で、
「それが簡単なら、誰も苦労しないよな」
とも感じました。
仕事は、
最初から意味ややりがいが
はっきりしているものばかりではありません。
むしろ多くの場合、
目の前のことに追われながら、
よく分からないまま続けている、
という時間の方が長いのではないでしょうか。
私自身も、
先のことを考えすぎて、
手が止まりそうになることがあります。
そんなとき、
立ち返るようにしているのが、
結局いちばん大事なのは、
目の前のことを一所懸命やることだ
という、とてもシンプルな考え方です。
大きな志や、
立派な理由がなくてもいい。
今日やるべき一つの作業、
今向き合っている仕事に、
きちんと手をかける。
それを続けていると、
「なぜこれをやっているのか」という問いは、
あとから静かに形を持ちはじめます。
もう一つ、
私が大切にしているのが「朝起き」です。
早起きかどうか、ではありません。
朝、ちゃんと起きて、
今日という一日を引き受けること。
目が覚めたらすぐに朝起きて、
顔を洗い、一日の始まりを自分で迎える。
それだけ、仕事も生活も、すでに少し動き出しています。
多くの人は、
雇う側か、雇われる側か、
どちらが正しいかを考えがちです。
けれど実際には、どんな立場であっても、
自分の一日を経営しているのは、自分自身です。
だからこそ、
「何のために働くのか」という問いも、
壮大に考えすぎなくていい。
朝起きて、目の前のことを一所懸命やる。
その繰り返しの中で、働く意味や喜びは、
後から少しずつ育っていく。
私は、それで十分なのではないかと思っています。
もし今、
答えが見えなくても大丈夫。
今日を引き受けて、
目の前のことに向き合う。
それ自体が、
もう立派な「働く理由」なのかもしれません。
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