「量が大事か、質が大事か」

「量が大事か、質が大事か」

先日「量が大事か、質が大事か」

この二択を迫れました。

私はずっと違和感を覚えました。

なぜなら、どちらかを選ぶほど、

話は単純じゃないと感じたからです。

 

市川崑監督の映画『四十七人の刺客』

海辺で、大石内蔵助が

同志を集める場面。

そこにあるのは、檄も、演説もない。

静かな、無言の選別だけ。

 

私は、エベレスト登山を思い出します。

最初は大人数。

進むほど減っていく。

最終アタックは、ほんの数名。

 

全員が頂上に立つわけじゃない。

でも、全員がいなければ、頂上には届かない。

 

47人は、選ばれたんじゃない。

環境と役割と時間を通過して、

最後に残った人数が47人だった。

 

量は、準備。

質は、削られた先に立ち上がる。

 

だから私は、こう思います。

 

「量か質か」じゃない。

いま、自分はどの地点にいるのか。

 

それが――

現実だからです。

 

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