◆点と線と面と立体

◆点と線と面と立体
 最近、あらためて思ったことがある。
 勉強というか、物事を学ぶ時のことである。
 私は、人生について、師匠からの学び、倫理法人会での学び、法律の学びなどと共通点を感じた。

 結論を言うと、点を学び、それを重ね、それが線になり、その線の学びを重ね、それが面になり、そして、点、線、面、面の学びや実践をして、立方体となっていく。

 さらに実践や学びを重ね、密度が濃くなったり、立方体が大きくなったり、形を変えたりするのだ。

 


 先生といわれる人は、この立方体を知っている人だ。
「600分の1の法則」というのがあるらしいが、
「先人が試行錯誤の中で600年かかってわかったことを、
 後世の人間は、1年で獲得できる」というらしい。

 例えば、誰かが30年かかって獲得したことを、セミナー参加者は6か月で獲得できるというようなものだ。

 そして、もう一つ思うことがある。
六本木ヒルズなどのような都市をつくるときに、
CG画像などがないとして、基礎工事が始まった時には、何ができるのかが想像もできない。
 何やってんの? どうなるの? 何をしようとしているの?と疑問だからけになる。
 それだけではなく、コストもかかり、結果も出ない。

 そんな時、やっていること自体を否定したくなる。

 少し時間がたって、何となくビルを作ろうとしているだな、
 公園を作ろうとしているんだな、などをわかってくると、少し安心する。
 さらに、骨格ができるてくると、
 なるほど、これを作ろうとしているんだな、と分かってくる。

 最初はわからなくても。何回か受講し、実践してみると、何となく立体が見えてきて、そのすごさが体験で分かってくる。
 純粋倫理も、何回も理論を聞いて、実践していくと、純粋倫理のすごさが体験でわかってくる。
 人生、純粋倫理、法律の学びも、それに似ていると思っている。うちの師匠は、理論だけで実践しないことを否定した。

 これは、机上の勉強ではない。
 もちろん、最低限の机上の勉強はいる。
 それは、共通言語がないと会話ができないからだ。
 さらには、人間は言語で思考するからだ。
 それらは、机上で学んだあと、成功事例をみて、
 その後、自分で実践しなければできないのが特徴だ。

 学びもせず、批判する人がいる。
 すぐに結果を見せろ言う人がいる。

 そいう人は、結果を見せても、次にエビデンスを出せと言う。

 いきなり立体では話せないから、点を集積するしかないのだ。
 自分の実践で、立体を作らずに、話を聞いただけで分かったような気になる人もいる。 
 いくら、いい説明を聞いても、結果を見せても、
 自分では実践しない人は、もったいない!と思う。

 点は教えてもらっても、
 それを線、面、立体にしていくのは、自分の実践なのだ!
 と改めて思った次第である。

 そういえば、
いろいろな成功セミナーみたいのに行ったことがあるが、
 自分では実践しないで、話を聞いて、わかったような気になっている、セミナジプシーのような人もたくさんいる。

 純粋倫理の実践も全く同じだと思う。
 自分の軸がないというか、自分の軸を作らない人に多いと思う。
 実践のみが人を成長させる!という人もいる。
 結局は、信じるな!疑うな!確かめろ!

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