◆今日は、少しだけ特別な日。その2
◆今日は、少しだけ特別な日。その2
父二郎の命日だ。
朝、5時頃、家族に手を握られながら、静かに息を引き取った。
あれから、18年がたった。小1だった長男は25歳、次男は22才になった。
私にとって、父は、ただ、私を見守ってくれている存在だった。
今の自分が、子どもにそれができているのか?
否だろう!
でも、二人の息子は、万代宝書房の欠くことができないスタッフだ。
父の遺言であった「俺の骨をガ島の戦友の元に撒いて欲しい」を7年前に実行できた。
そのとき、英霊の思い、父の思い、奇跡の命であることが感覚として分かった。
父が言葉で私に伝えてくれたものではないこともたくさんあった。
でも「親父はこれを俺に伝えて来てくれていたんだ!」と思えた。
ここ数年、私は入院もし、再婚もした。
親父のガ島の戦争の手記も本に出せた。
何より、万代宝書房を立ち上げ、ツリスタを立ち上られた。お陰様で5周年パーティもホテルで開催できた。
会社も黒字にできた。
使命もさらに明確になった。
隠された、真実の情報を社会発信すること。そして、使命を行きたい人を私のすべてを使って、サポートすること。
昨年12月にガ島に行って、親父の戦友の骨を本邦に送還するボランティアに参加した。
そこで知った事実は衝撃だった。
父は、戦友の家族から、生き残って帰ってきたことを批判的に言われていたそうだ。あそこで死ぬべきだった。生きて帰ってきたことを悔やんでいた。
母に聞くと、本当にそうだったそうだ。
私たちが生まれるまで、うなされていたり、フラッシュバックがあったり、大変だったそうだ。
でも自殺はしなかった。理由は、私たちが生まれたからだそうだ。
父は、戦争の話はしたが、戦友の家族から、生き残って帰ってきたことを批判的に言われていたとか、あそこで死ぬべきだった。生きて帰ってきたことを悔やんでいたことは、一切聞いていない。
父の心の中にしまって、旅立った。
そんな父を誇りに思う。
そんな父のDNAを半分貰っているなら、「お前、もっと命燃していきろよ!」と自分に言っている。
今日の夜は、スタジオなので、線香をあげることはできないが、父が大好きだったサッポロビールの黒ラベルと鮭をつまみに心の中で親父と話そう。
妻は、家で同じことをしてくれるであろう。
あなたの子どもに生まれて良かった。

「父二郎の生きた道」ガダルカナルの戦友のもとへ
商品紹介
つりべ みどり (著)
「俺が死んだら、遺骨をお婆ちゃんのお墓と戦友の眠るガ島に散骨してほしい」 2007年に89歳で他界した父 釣部二郎は、第二次世界大戦中にガダルカナル島の戦いを生き延びて奇跡的に帰還を果たしました。父 二郎の足跡をたどりながら、多くの戦友の思いも含めて父 二郎が伝えたかったもの・語りたかったこと…
ガダルカナル島帰還兵が語る!~平和への願い~
商品紹介
釣部二郎、釣部人裕 著
私の父、釣部二郎が八九歳で他界したのは二〇〇七年晩秋のことだった。父は第二次大戦のガダルカナル島(以下、ガ島)から生還した。都合四次にわたる総攻撃をくぐりぬけてのことだった。二郎の「俺が死んだら、遺骨をお婆ちゃんのお墓と戦友の眠るガ島に散骨してほしい」であった。本書には、散骨、その後戦没…
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