◆「病気の原因は無知だ」

仮に、「だから、子どもは病気をするのだ」を新しい基準点にすると、
「大人」の定義は何になるでしょうか？
逆ですから、
「大人」の定義は、「病気をしない人」となりますよね。
ちょっと待ってよ!という声が聞こえてきそうですが…
日本の国は、「一億総子ども返り」と、
かなり以前から、かなり多くの人がそう呼んでいます。
テレビ番組などを見ればすぐにわかりますが、
大の大人が子どもっぽい仕草をし、
言葉であれ、ふるまいであれ、そういう芸の領域ではなく、
本当に幼稚であればあるほど、視聴率が高いという現実が、
それをもの語っているのではないでしょうか？
何もかも、子ども化現象が浸透してきていています。
でもなんで、そんな番組があるのかといえば、
スポンサーがつき、視聴者がいるからです。
しかし、医療というのは、
医療のレベルだけで大人になることはできません。
逆に言えば医療というのは、あれやこれや、
やりすぎをいろいろやって、
やり過ぎを最後の最後の症状といえます。
今日何かをしたから明日病気になるというのは、
食中毒など以外はまずありません。
病気というのは、実に長期間無知を続けないかぎり、
そう簡単にはなれるものではないのです。
そうなりますよね。
食生活にしろ、日常生活にしろ、頭の使い方にしろ、
延々と無知を続けないかぎり、
病気になどそう簡単にはなれるものではないのです。
したがって、
「大人であれば、病気になりたくてもなれない」
のです。
私は、病気になったからこそ、そう思える。
無知ではないがゆえに、バカなことはできないからです。
大人というのは病気になるほど、そこまでバカはしないのです。
それでは、日本は、医療費が膨大しているとことですから、
無知な人が一方的に増えつづけていることになります。
しかし、本当にそうなんでしょうか？
ここ１０年、病人の数そのものは、増えてはいません。
ではなぜ、年々信じられないほどの速度で、
医療費がふくらんでいくのでしょうか？