孫子兵法が導く出版経営――著者・横山氏から学んだ〔負けない組み立て方〕

孫子兵法が導く出版経営――著者・横山氏から学んだ〔負けない組み立て方〕

『竹簡孫子研究 戦いの原理は、陽で陰を撃つ』の著者・横山成人さんは、私にとって〔著者〕であると同時に、〔軍師〕のような存在でもあります。

私自身、万代宝書房という小さな出版社を運営しながら、何度も「これはどう動くべきか」「これは仕掛けるタイミングなのか」と迷ってきました。

 

そんなとき、横山さんの「孫子的な視点」が、驚くほど的確な判断のアドバイスをくれるのです。

 

経営に「兵法」が効く?――それは「勢」を読むことだった

最初に横山さんに相談したのは、「攻めたい企画があるけれど、いま出して反響があるだろうか?」という悩みでした。

 

そのとき、彼はこう言いました。

 

「今は勢が足りないですね。形はある。でも勢はまだ動いていない。まずは陰で布陣を整えましょう。陽(発信)はその後です。」

 

私はその言葉に、はっとしました。

〔勢〕という概念は、孫子兵法において「勝利を決定づける流れ」や「場の力」を意味します。

無理に力押しをするのではなく、タイミングと構造を整えることで自然と勝ちが転がり込む――これこそが「孫子的戦略」の真髄でした。

 

「戦わずして勝つ」出版のやり方

出版は競争の世界です。

特に中小出版社にとって、大手と同じ土俵で戦っても消耗するばかり。

 

そこで横山さんに相談すると、「大手が見ていない陰の領域にこそ、可能性がある」と言われました。

 

・大手が扱いづらいが、読者の中に熱を秘めたテーマ

・短期的利益より、長期的価値のある本

・見えない「気配」を形にする企画

 

こうした観点で生まれた本のひとつが、まさに『竹簡孫子研究』でした。

 

これは、竹簡の研究というニッチながらも、本質的なテーマ。

実用一辺倒ではなく、哲学・思想・歴史・経営――あらゆる領域を貫く〔骨太の一冊〕。

 

「誰もが手を出さないからこそ、そこに可能性がある」

という横山さんの言葉どおり、刊行後はじわじわと反響が広がり、再刷がかかるまでになりました。

 

経営判断に必要なのは、「理屈」より「構造」

横山さんとのやり取りのなかで、私がもっとも影響を受けたのは、〔判断軸の持ち方〕です。

 

・「その判断は、形を整えたうえで、勢を見て出していますか?」

・「それは、自分が動くべきか、“動かされる”流れか?」

・「今は陰で整える時期か、陽に転じて勝負に出る時期か?」

 

これらは単なる兵法ではありません。

私にとっては、日々の経営と出版活動における羅針盤のような問いかけです。

 

まとめ あなたにも「軍師」はいますか?

著者・横山成人さんは、研究者であり思想家でありながら、私にとっては〔出版という戦場における軍師〕です。

 

この『竹簡孫子研究』という一冊には、彼の知見だけでなく、私たち出版社の経営現場で実際に役立った戦略思考が詰まっています。

 

・迷ったときにどう考えるか

・焦らず、布陣を整えるとはどういうことか

・無理せず「勝ちに至る構造」を作るには?

 

その答えが、この本にはあるのです。

 

もしあなたが、経営に、仕事に、人生に、判断軸を求めているなら――

この本のページを開いてみてください。

あなたにとっても、「軍師」がそこに現れるかもしれません。

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