それ、出版ですか?名ばかり著者にならないために考えたいこと

それ、出版ですか?名ばかり著者にならないために考えたいこと

「1位取りました!」の裏側にあるもの

「Amazonランキング1位になりました!」

SNSでよく見かけるこの言葉。たしかに、出版を通じて達成できた実績のひとつではあります。

 

けれど、その「1位」は、ほんの数時間だけの瞬間的なランクで、特定ジャンルのサブカテゴリで、購入者はほぼ身内…。

こうしたケースも少なくありません。

 

もちろん、出版の目的は人それぞれですし、最初の一歩として評価されるべき部分もあります。

しかし、「出版=名刺代わり」だけではもったいないと私は思うのです。

 

「出すこと」だけが目的になっていないか

「とにかく本を出せば、自分の価値が上がる」

「本を出した人」という肩書が欲しい――

 

そんな動機で出版を目指す人が増えています。

たしかに、本を出すと信頼されやすくなったり、話を聞いてもらいやすくなる場面もあるでしょう。

 

でも、ここで一つ問いたいのです。

「その本、誰のために、何のために出すのですか?」

 

読者の役に立ちたい、誰かの背中を押したい、自分の経験を共有したい…。

そこに「伝えたいこと」がなければ、たとえ出版しても、すぐに忘れ去られてしまいます。

 

出版とは社会に何を残すかという営み

出版は、情報の消費ではなく、文化の蓄積です。

その人にしか書けない視点や、時代を映す問いかけが、本として残るからこそ価値があります。

 

だからこそ、私は思います。

AIがどれだけ優れた文章を生み出せるようになっても、名ばかりの出版が増えてしまえば、読者の信頼はどんどん失われていくのではないかと。

 

出版とは、自分の考えを「社会に開く」行為です。

その営みに、少しだけでも責任や覚悟を持てる人こそ、本当に著者と呼ばれるべき存在ではないでしょうか。

 

読者の信頼は、浅い本では得られない

今、読者はとてもシビアです。

検索で答えがすぐに出てくる時代に、「時間をかけて読む本」を選ぶ理由はひとつしかありません。

 

「この本には、本気で書かれたものがある」と感じたときだけ、読者はページをめくるのです。

内容に穴がある、主張が弱い、具体例がない――。

そんな薄っぺらい本では、読者の信頼は得られません。

 

そして一度失った信頼を、取り戻すのは難しい。

 

だからこそ、名ばかり著者にならないために、「本を書く意味」を一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

出版はゴールではなく、“スタート地点”です。

本を出すことが目的ではなく、「どんな本を、誰に、なぜ届けるのか」が本質です。

 

名ばかりの肩書きではなく、「この本を書いたのは自分だ」と胸を張れる一冊を。

私たちは、そんな“魂のこもった出版”を支えていきたいと思っています。

AI出版は簡単ではない AI共創出版~AIと人間が「共に創る」新しい出版モデル

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