人間学とは何か?――今こそ“人物”が求められる理由(前編)
人間学とは何か?――今こそ“人物”が求められる理由(前編)
「知識」だけでは、人は育ちません
現代社会では、多くの人が「スキル」や「資格」「情報」を追い求めています。たしかに、専門性や知識は生きるうえで大切な武器になります。しかし、それだけでは社会や組織を導く「人物」にはなれません。
本当に信頼される人、本当に人を動かせる人には、知識以上の“何か”があります。それが「人間力」であり、その力を養う学問こそが「人間学」です。
人間学とは――“生き方”を磨くための学問
「人間学」という言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。これは、中国の古典である『論語』や『大学』『中庸』などをはじめ、日本の先哲たちが残した思想、また近代の偉人たちの哲学を通して、「どう生きるか」「どう人を育て、社会に貢献するか」を学ぶ実践的な学問です。
たとえば、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏や、東洋思想の大家・安岡正篤(やすおかまさひろ)氏の書物には、単なる成功論ではなく、人間としての「あり方」が深く語られています。
こうした学びを通じて、私たちは人生の土台をつくり直し、他者と信頼関係を築き、社会に役立つ“人物”へと成長していくのです。
「人物」が求められる時代に
SNS時代のいま、人は評価されることに敏感です。他人の目を気にし、短期的な成果を求めるあまり、「人としての深み」や「徳の力」が見過ごされがちです。
しかし、激変する社会や経済の中で本当に求められているのは、表面的な賢さではなく、土台のぶれない“人物”です。逆境に耐え、他者を包み込み、志をもって道を進む人。そのような人物のまわりにこそ、人も仕事も集まります。
著者・横山成人氏の体験から
本書『人間学教室――人物になるための原則と手順』の著者・横山成人氏も、かつて大きな挫折を経験しました。知識や理論を身につけて「人間学を学んでいるつもり」になっていた時期があったと語っています。
ところが、その傲慢さが災いし、人が離れ、事業も立ち行かなくなり、ゼロから再出発を余儀なくされました。そのなかで出会ったのが、本当の意味での“人間学”でした。
自らの弱さや未熟さを受け入れ、再び「人物になるとは何か」を問い直す――その過程で得た知見と実践が、本書には丁寧に綴られています。
次回予告:人物とは、どんな人なのか?
では、「人物」とは一体どのような人のことを言うのでしょうか? 知識がある人? 行動力がある人? それとも、志を持った人?
次回【中編】では、人物に共通する6つの条件や、志を見つけるための内面の整え方についてご紹介します。東洋思想が説く“人物像”に迫ってまいります。
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