◆部分最適と全体最適 その1

◆部分最適と全体最適 その1

 「全体最適」ということをいっていたいた人がいたので、思ったことがあった。
 この言葉を知らなった教員時代、今思えば、これをやっていたなーと思うことがあった。
〇エピソード1
 球技大会、私は2年生の担任だった。種目優勝と総合優勝あった。各学年10クラス、全部で30クラス。確か、バレー、バスケ、卓球、サッカー、ソフトボール、ソフトテニス。
 クラスでは、仲良しグループはある。運動神経がいい生徒は、そういう友だちでグループ、運動が得意ではない生徒は、そういう友だちでグループ。
 基本的に全員参加だし、部員はその種目2名までだし、一人2種目までエントリーできる。
 事前に友達同士で、どの種目に出るか決めている。
 例えば、バスケットは優勝するかもしれないが、あとは、全部1回戦か2回戦敗退になるような人選になっている。
 なので、それでは、1種目だけ盛り上がって、他はしらけている。
 勝った種目は、他が負けたから、総合優勝はできなかったと言う。
 負けた種目の生徒は、黙っている。
 クラスとしては、面白くもなんともないし、お互いに応援しあうこともない。
 それを知っていた私は、HRの時間に、どうやったら総合優勝できるかを表で得点を書いて説明した。
 過去の球技大会の総合優勝の点数から計算して、例えば、全種目ベスト8で、1種目が3位なら優勝するなどといくつかのパターンを紹介した。
 うちのクラスには、〇〇部と●●部と△△部と▲▲部がいる。
 だから、2種目を2回戦、あとは、最低ベスト8、2種目は3位狙い、これで総合優勝だ。俺は、優勝したい! みんなはどうだ! 仲良しで戦うのもいいが、クラス全部で勝つのはどうだ。最初から、クラス総合優勝を狙わないか?
 こんな話をした。
 まあ、リーダー的なグループが、「わかった。俺たち分かれるよ。俺は○〇に回るよ」となって、運動神経がいい生徒と部活の生徒が中心となって、各種目チームを作り始めた。
 当日は、みんながみんなを応援に行った。
 結果は、2年生ながら、総合3位、無茶苦茶盛り上がった。過去は、だいたいは3年生が上位を独占。2年生で1クラスが8位とか9位だった。
 身体接触がある種目は、やはり3年生が強い。
 
 3年生のときは、どうだったか?
 事前に、生徒たちで、どうやったら総合優勝できるかで、勝手にチーム分けを考えていて、運動が得意でない生徒も、2回戦までは行くと、練習した。
 もちろん、ダントツで総合優勝でした。

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