◆それは監督が悪い、あなたの練習が悪い

◆それは監督が悪い、あなたの練習が悪い

 これは高校教師の頃、ある先輩指導者の監督に言われた言葉である。
「私も一所懸命やっている、生徒も一所懸命やっている。なのに勝てないんですよ。何がまずいんでしょうか?」

と質問したときの事です。

「あなたも生徒も一所懸命やっていたら、勝たせてあげないといけないよね。生徒がかわいそうです。一所懸命やってもダメだということを学んでしまうよね。」
さらに
「それは監督が悪い、あなたの練習が悪い。」
「練習のための練習をしてない?試合のための練習をしている?自己満足の練習をしてない?」
「ゲーム分析をどれくらいしている。得点パターンをいくつ分析して、それを何割くらい生徒は出来るようになっている?」
「失点パターンをどれくらい分析して、それを防ぐ方法を何割くらい生徒は出来るようになっている?」

そう教えていただき、練習を方法を教えていただきました。
目から鱗でした。
監督として、自分の未熟さを思い知らされました。
そこから、いろいろ監督に会い、練習方法やチーム作り、マネージャーづくりの方法を教えてもらったり、盗み取ったり。
生徒はみるみるうちに強くなっていきました。
2年後には地区優勝するほどに。
正月の高校生のスポーツニュースをみながら、こんな言葉を思い出した。
仕事でも同じはと思う。自分も社員や仲間が一所懸命やっていたら、成果を出させていあげないとリーダとしては、なにかがズレているのだ。
これを指摘すると、来ないでくださいとか左遷される場合もあるが・・・。

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集