【意識改革】子どもたちに「レッテルを貼らない」指導を!

【意識改革】子どもたちに「レッテルを貼らない」指導を!

第七条 勝負の鍵は「記号の世界」から抜け出すこと

スポーツの試合で、子どもたちが持てる力を発揮できない原因の一つに、「レッテルを貼る」という行為があります。
「○○は強い」「あのチームには勝てない」 といった思い込みは、大人が知らず知らずのうちに子どもたちに植え付けているものかもしれません。


 

なぜ「レッテル」が力を封じるのか?

  1. 「記号の世界」で戦うことの弊害

    • 試合前に「○○は強いから…」と決めつけてしまうと、実際に戦う前から気持ちで負けてしまいます。
    • 本当にそのチームや選手が強いかどうかは、実際に戦ってみないとわからないことが多いのです。
  2. 指導者や親が作り出す「記号の世界」

    • 「あのチームはすごい練習をしている。お前たちなんかかなわない!」
    • 「○○中に勝ったらしいぞ。だからお前たちもやばいぞ!」
      こういった発言は、子どもたちの気持ちを萎縮させ、本来の力を発揮できなくしてしまいます。
  3. 気持ちが勝敗を分けるスポーツの特性
    特に子どもの試合では、「気持ちの持ちよう」 が勝敗を大きく左右します。「記号の世界で戦わない」ことが、子どもたちの思い切り力を発揮させるための第一歩です。


「レッテルを貼らない」指導の具体的な方法

  1. 実力を相対化する視点を教える
    子どもたちに「同じ人間なんだから、ミスもするし失敗もする」と伝えることが大切です。
    例:「○○だって同じように緊張している。お前たちと同じでミスだってするよ!」

  2. 過去の試合結果に引っ張られない

    • どんな強豪校でも勝つ試合もあれば負ける試合もあります。過去の結果を過度に気にする必要はありません。
    • 「今日は今日、今は今」と子どもたちにその瞬間に集中させる声掛けを心がけましょう。
  3. 子どもたちの可能性を信じる言葉をかける

    • 「君たちの練習だって間違っていない。やるべきことをやれば勝てる!」
    • 「今まで積み上げてきた力を出し切ろう!」
      ポジティブな言葉は子どもたちの自信を引き出します。

実践例:レッテルを剥がす練習法

  • 強豪校との練習試合を組む
    実際に戦ってみることで、「あのチームも普通の人間だ」という感覚を得られます。

  • 目標を勝敗ではなく成長に置く
    「どれだけミスを減らせるか」「どれだけコミュニケーションを取れるか」といった、チームや個人の成長を目標に設定します。

  • 成功体験を積ませる
    小さな成功を積み重ねることで、子どもたちは自信を持つようになります。「強い相手にも通用する!」という感覚を育てましょう。


指導者と保護者へのメッセージ

子どもたちが本来の力を発揮するためには、「記号の世界」で戦わせない環境を作ることが大切です。
相手にレッテルを貼るのではなく、子どもたち自身の力を信じる言葉をかける ことで、彼らの可能性は無限に広がります。


スポーツは、結果ではなく過程の中で学ぶことが大切です。 あなたのサポートが、子どもたちの成長と成功を支える大きな力になるでしょう!

 

 

子どものスポーツ指導で絶対押さえたい25のポイント


はじめに

第一条 多くのことを身につけられる年代には、多くのことを伝えることができるコーチが指導をするべきである!

第二条 子どものスポーツは元々遊びの延長である。それゆえ、子どもの指導における練習は楽しくなればならない(mustである)!

第三条 いつ(何歳頃で)、花を咲かせたいのか? 咲かせるべきなのか? を考える!  

第四条「できない」と「子どものために」を考える!

第五条「判断を必要とする状況の設定」と「状況判断」と「フィーッドバック」が仕事    

第六条 スポーツで本能を昇華させているのだ。練習中には大きな声を出せる

第七条 レッテルを貼らない

第八条 「今」が勝負、過去や未来より「今」

第九条 Dream come true!.

第十条 指示に従う=良い子、良い選手ではない

第十一条 大人と子どもの動機の違いに注意せよ!

第十二条 練習メニューの組み方

第十三条 フェアプレー精神に学ぶ!

第十四条 「コーチ銀行」と「信頼残高」の話 その1

第十五条 「コーチ銀行」と「信頼残高」の話 その2

第十六条 自分の言葉に気をつけよう

第十七条 「だって…」なし会話

第十八条 聞きたくなる話し方

第十九条 一〇〇〇時間が目安

第二十条 トレーニング原則

第二十一条 信頼できないコーチの条件

第二十二条 イチローに学ぶ

第二十三条 陥りやすいワナ

第二十四条 ミィーティングは人をつくる

第二十五条 スポーツを通じて学んだこと、子ども達に伝えたいこと

番外編 絶対にやっては、いけない指導!

おわりに     

関連情報

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