子どもの食事は愛情が基本！手作りの理想を「7割でいこう」

　子どものために愛情たっぷりの手作りご飯を用意するのは、母親としての大きな喜びでもあります。安心できる食材を選び、栄養バランスを考え、子どもの笑顔を思い浮かべながらキッチンに立つ。そんな光景は、理想そのものです。

　でも、現実はいつも理想通りにはいきません。
　忙しい日々の中で、毎回手作りで栄養満点の食事を準備するのは簡単なことではありません。仕事や家事、時には自分自身の体調もあり、すべてを完璧にこなすのは無理があります。

　
　そんなとき、私は「7割でいこう」という言葉を大切にしています。

　手作りの食事が一番いいことはわかっているけれど、それにこだわりすぎると自分を追い詰めてしまうからです。

　例えば、市販の冷凍食品やお惣菜を使う日があってもいい。野菜が少なかったと感じたら、次の食事で意識して増やせばいい。一度の食事で完璧を目指さず、1日か2～3日全体でバランスを取るという考え方が心を楽にしてくれます。

　子どもにとっての愛情は、食材の質や栄養バランスだけではありません。

　食卓で家族が笑顔で過ごす時間、親が「楽しく一緒に食べる」という姿勢こそが、子どもの心に残るのではないでしょうか。

　完璧を目指さなくても、子どもの健康や幸せを大切にする気持ちは、きっと伝わっています。
「7割」でいい。その余裕が、家族にとっても母親自身にとっても、大切な愛情の形だと感じています。