◆この本は売れると思いますか?

◆この本は売れると思いますか? 

 
 私の尊敬する出版社の社長は私に、こう言いました。
「みんな、ベストセラーがいいというが、私は、ロングセラーを作りたいんだよね。ベストトセラー倒産もあるんですよ。」
「今、すぐ売れる」本は、は「今すぐ消える」本です。と言います。
 作り方、売り方を間違えている出版社、編集者、著者が多い、とも…。
 
 
 
あなたも例外ではないとすると、あなたが書きたい本、書いている本は、方向性が間違っている可能性があります。
 多くの人は、本は「時代の大きな波」をつかもうとします。
 言い換えると、「一時的なブーム」を追いかけているともいえます。
 ブームは変わるけですから、
「今すぐ売れる本」は、裏返して考えると「今すぐ消える本」ですよね。
著者は、二言目には、、「この本、売れますかね?」と聞いてきます。
 私に言わせると、完全に罠にはまっています。
 確かに、ブームに乗った本は爆発的に売れることもあります。
先般の社長の説が正しいとすると、
「今すぐ売れる本」を書いた瞬間、あなたは「消費される作家」になってしまいます。
 レベルは違いますが、私も3万部ほど売れた本を3冊出版させてもらいましたが、全くSの通りです。
 あなたが、芸能人や有名人でない限り、自分が10年、20年の歳月をかけて培ったノウハウを1年か2年で失う可能性もありますよね。
それで、いいですか?と問いたいです。
私は知り合いで本を出した人で、だいたい3年後には5割が消え、5年後には7割がもう本を書いていません。かなりが、自費出版で数百万円を出しています。
結論をいうと、「今すぐ書ける本」「今すぐ売れる本」は書いてはいけません。
私は本を書きたいと思っている方に、最初に2つの質問をします。
1、あなたが人類に歴史の一つとして残りたいもの、
2、バックエンド商品は何ですか?
この質問は、著者の自己満足本を書かせないための質問です。
 「本人が成功した体験」は、読者から見たら、自慢話なのです。
それを、普遍の原理、または、稀有な体験、そして、どう人生に影響を与えたか?まで、高めないと、私が商業出版で、歴史の残す必要ははありません。
 自分で高額の費用をはらい、自費出版が得意な出版社で出版して下さい。
これ以上、私の記事を読む必要はありません。
本を出す人生と出さない人生は大きく違います。
たとえば、本を出したとたんに、先生と呼ばれます。
本を出したとたんに、講演会で客席に座るか、講演台に立つかが決まります。

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