出版は企画書の作成が重要!書き方とポイントを詳しく解説!
出版社から本を出したいときには、出版企画書が必要となります。出版企画書は、出版社へどのような本を出したいかを提案するためのものです。企画書の良し悪しによって本が出版できるか決まるため、出版企画書の書き方を知っておく必要があるでしょう。
そこで本記事では、出版企画書の書き方とポイントについてくわしく解説します。出版社から本を出したい方は、編集者の目に留まる企画書を書けるように参考にしてください。
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目次
出版企画書とは
出版企画書とは、著者のプロフィールや出版したい本の内容などについて書いた提案書のようなものです。出版社から本を出して全国の書店に流通させる「商業出版」の場合は、出版企画書が必須となります。出版企画書に書く内容は主に次のようなものです。
- タイトル・サブタイトル
- 企画の趣旨
- 想定読者
- 本の概要(目次構成など)
- 著者プロフィール
- 販促計画
著者のことを知ってもらうとともに、本の内容が誰に向けたもので出版によってどのようなメリットをもたらすのかを伝えることが大切です。
出版企画書の必要性
出版企画書は、出版社から本を出すかどうかを決める際の判断材料となります。いきなり本を出したいと言われても、出版社としては出版すべき本なのかどうか判断できません。そもそも、著者がどのような人物かも分からなければ、門前払いでしょう。そのため、出版社に「出版すべき本」「売れる本」と判断してもらうため、出版企画書は重要なのです。
出版企画書の書き方とポイント
出版企画書を書く際に、まずは出版社の募集要項をよく読み、基準に則したものである必要があります。そのうえで、編集者に興味をもってもらえるような企画書を提出できるようにしましょう。ここでは、出版企画書に書く内容ごとに、書き方とポイントを紹介します。
タイトル
本のタイトルは、読者が最初に見るものです。そのため、魅力的で思わず手に取りたくなるようなタイトルでなければいけません。本の内容に沿っていて、全体の雰囲気がイメージできるようなタイトルだと、相手に伝わりやすいでしょう。
概要
概要は、本の内容を簡潔に分かりやすくまとめたものです。イメージとしては、オンラインストアの本の紹介欄に書いてあるような文です。本のジャンルを含めて、50~200字程度で書きましょう。
企画の意図
企画の意図というのは、その本をなぜ書くのか、何を伝えたいのかを記載したものです。企画の根拠となる具体的な事例があると、編集者をより納得させられるでしょう。
想定読者
想定読者とは、その本を読むであろう読者像のことです。性別や年齢層、職業や悩みなど、細かく設定することで、本の内容がぶれません。
目次
目次では、本の内容や構成を順序立てて書きます。構成の基本的なパターンは、「はじめに」「目次」「本編」「おわりに」の順です。「本編」の構成では、「章」と「節」で分けていきます。「章」は、本のテーマを大きく区切る際に用いるもので、「節」は章をさらに細かく区切ったものです。
構成を作るときには、章の中にいくつの節を入れていくか、全体のバランスを考えて作っていくといいでしょう。ある章だけ情報量が多く、ある章は情報量が少ないといったことにならないように気を付けてください。
著者プロフィール
著者のプロフィールでは、本名や経歴、実績などを書きます。ただし、履歴書のように細かく書く必要はありません。必要なのは、編集者に「この人が出す本なら読んでみたい・売れる」と思わせる内容にすることです。本の内容はもちろん大事ですが、著者の権威性も重視される場合があります。特記すべき経験や資格などがあれば、どんどんアピールするといいでしょう。
その他
本の仕上がりや発行部数などに希望がある場合は記載しましょう。また、SNSのフォロワーが多い、ブログを運営しているなど、販促活動についての特記事項があればアピールしておくと良いかもしれません。
出版企画書を作成して出版を目指しましょう
出版社から本を出せるかどうかは、出版企画書にかかっています。編集者の目に留まるような出版企画書を作成して、出版を目指しましょう。
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