◆首相公邸忘年会での長男写真報道について素朴な疑問

◆首相公邸忘年会での長男写真報道について素朴な疑問

 

「首相、長男の秘書官更迭」報道について素朴な疑問

 

起居する公邸内で親族と記念写真を撮るなどしていた岸田文雄首相の長男で政務担当秘書官の翔太郎氏(32)について、首相が29日、更迭に踏み切った。

などと報じされている。

 

 

私は、素朴な疑問がある。

 

今のところ、その疑問に答えくれている記事には本の少ししか出会っていない。これから出てくるかもしれないが・・・。
・岸田家には、長男と同年代の親族があんなにたくさんいるのか?
・本当は、友人ではないのか?
・なぜ、このタイミングなのか?
・流出経路はどこなのか?

・あれだけの親族が公邸に集まるのに、首相や奥さんは一緒にいなかったのか?
・公邸に人を招いてはいけないのか?
・パーティを開いてはいけないのか?
・写真を撮っていけないのか?
・あの写真を撮った長男が悪いのであれば、一緒に映っている親族?は悪くないのか?
という疑問である。

 

悪ふざけ、醤油なめなめ騒動と比較する記事も散見されるが、
上記のようなことを思いながら、

何でであの写真が批判されるのだろうか?と考えた。

 

 

私は、あることを思い出した。

 

 20代後半の高校教員時代のことである。

何かの用事で、同期の同僚と、出張中で校長のいない校長室に併設されているスペースで雑談しながら仕事をしていた。

 

すると、同僚が移動して、校長の椅子に座ってふんぞり返り

「こういう気分なんだ?!」「校長は楽だよなー」

などと愚痴というか、グタグタ話し始めた。

 

少しすると、

「釣部先生も座ってみなよ」

といって、席を立った。
「俺はいいよ。」

と断った。

 

自分には、その役にない人間が、誰もいないからといって、

その役の人の席に座ることには、違和感があったのだ。

 

その1年後、

教頭試験をうける先生(40代後半)と校長に行くことになった。

 

先ほどと同じようなシツエーションになった。

 

そのとき、その先生が、校長の椅子に座って、

「俺も早く、この椅子に座りたいなー」

と言った。

 

また、退職した最後の学校で、

何か用事で校長と校長室で二人きりになって、

応接セットに座りながら近況報告みたいなことをしていた。

 

同窓の先輩校長で、私ことをかわいがってくれていた。

 

校長が校長机に向かい、椅子に座って書類を探すことになった。

私も一緒に、校長の机に向かった。

 

それが見つかると、席を立って、こう言った。

 

「釣部先生、この椅子に座ってみなよ。

 景色が違うんだよ。

 君も何年か後には、この椅子に座ることになるんだからな…」

 

「勘弁してください。

 恐れ多くて、校長にいいと言われても、座れませんよ。
 もし、何年か後に、その時がきたら、座って、

 校長先生の言葉を思い出します」
と即座に答えていた。

 

「おー、そうか」

と校長は笑っていた。

 

こんなことがあったなーと思いだしたのだ。

 

いつ、どのようにして、

このような感覚が身についたのかはわからない。

 

なので、私だったら、あのような写真は撮らない。

いや、撮れないのだ。

 

おそらく、

その役、場所に対して、リスペクトがある

のだと思う。

 

だからこそ、できなかったのかもしれない。

校長は、校長になるまでに、

それ相応の努力をしてきたからこそ、校長になれている。

 

全員がなれるわけでもなく、計算したことはないが、

全教員の100分の1くらいの存在ではないのか?

 

嫌いな校長や合わない校長もいた。
その個人の好き嫌いではなくて、

その役や場所に対してのリスペクトがあったのだと思う。

 

首相の息子や、その親族?には、

首相に対するリスペクトがないのかもしれない。

 

小さい頃から、そばにいる親父だから…。
親父と首相との区別がついていないかもしれない。

 

私でいえば、父二郎は、なんでもない、普通の親父だ。
でも、ガダルカナルを生き残って帰ってきた親父は、

超リスペクトの対象だ。

この2つを分けて考えることはできない。
両方とも親父なのだから…。

 

自称選挙屋

 

もう一つ、思い出した。
以前、40代の頃、自称「選挙屋」、そう言っていたが、

選挙を応援するのが好きで、

全国、選挙があるたびに、そのエリアに行って、

選対本部に入って、応援している人

と飲んだことある。

 

彼が、代議士を、「あいつらは…」と言っていて、

代議士の裏話をしてくれた。

 

私が、

「あいつら、って言ってますけど、そんないい方していいんですか? だって、何万票か、国民から投票されて選ばれた方ですよ」
というと、即答で

「いや、あいつら、でいいんですよ。

 何万票っていうけど、それって、僕らが集めた票です。

 僕らがいなかった、何もできない人達ですからね。

 選挙って、そんなもんですよ」」

 

そう言って、ビールジョッキを傾けた。

 

今思うと、そのときも確かに、

「この人は、自分が応援した候補者にリスペクトがないんだな」

と思った。

話を戻すと、
あの写真に持つ私の違和感は、

仕事や父親、場所にリスペクト感がない者への批判ではないのか

と思った。

みなさんは、どうですか?

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