◆「つりひろの男の料理」の秘密

◆「つりひろの男の料理」の秘密
 
先日、「男の料理を楽しむ会」の記事に、色々な反応を頂いた。

「どこでやったの?」
「なんで、うまくいくの?」
「私、○○の料理がうまいの、つくりたい」
「▲▲さんの、□□料理がうまいので創ってもらたい」
などなど。
 
 でも違うんです。
 料理会やお食事会じゃないんです。
 別に、趣旨を理解していれば、女性が作ってもいいんです。
 
私が提唱する「つりひろの男の料理」のモットーは、
「ワンディッシュ または、ワンフライパン」であり、
「ざっくり料理」であり、
「簡単料理」である。
 
つまり、鍋一つやフライパン一つ、包丁一本で簡単に作れることを基本としている。
 

これは、25年程前、私の師匠から言われた言葉にはじまる。

 
「釣なー。お前はリーダーシップがある。リーダーであり、男であるお前が、たまにでいいから、『今日は俺が料理を作ってやる』と料理をふるまってみろ。すごくうけるぞ! 信頼が高まるんだ! それくらいできなくてどうする!」
 
と言われたことにはじまる。さらに、言われた。
 
「世界はなー、ガスコンロが二つも三つもないんだ。グループだと人数もそれなりだ。だから、鍋一つやフライパン一つで大人数分を作れる料理がいいんだ。食材も現地で安く調達できるものがいいんだ。冷蔵庫のあまり物を上手に使うんだ。金を掛けないのが大事なんだ」
 
それゆえ、「つりひろの男の料理」は、
気まぐれ、手抜き料理であり、宴会の料理でもある。
 だから、私が作るとすれば、何か特別な理由による場合が多い。
誕生日とか、祝日とか、いいことがあったとか、記念日とか…。
まあ、「今日は、俺が晩飯を作ってやる!」などと家族に偉そうに言う。
 
 情報をどこから仕入れるかというと、わざわざ何かをすることはしない。
もちろん創作料理を考える努力も一切しない。
そんなことすると、疲れてしまうし、「つりひろの男の料理」ではなくなる。
見勝手な、私の「つりひろの男の料理」の美学である。
 
そうなると、今までの知識、これまで耳学問、舌学問で(そんなのがあるかどうかは知らないが…)聴いたレシピや外食や接待料理の機会に、これはいけるかもという料理のアレンジになる。そういえば、居酒屋などで、美味しい料理があると、目の前に出された料理を見て、どうやってつくったのか自分で考えるのが好きだ。
 
しかし、実はけっこう「コレ、どうやってつくるんですか?」と訊いてしまっている。
 
いかに安く手軽に、しかも気のきいた調理をするか。
そして、「うんまい!」と言わせるか。
それが醍醐味である。
 
これをアレンジしたのが、「男の料理を楽しむ会」なのだ。
 

料理は食べるのも楽しい。また、自らつくるのも楽しい。

 
でも一番楽しいのは、自らつくった料理を気のあった仲間(家族を含む)と
「うまい、うまい」と能書きを少し加えながら、一献傾けることではないだろうか。
 
興味のある方は、この本を読んでほしい!

つりひろ男の料理その1

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