病気は体の外からやってくる?
病気は体の外からやってくる?
野生の動物は、なぜ人間のように病院へ通わないのでしょうか。
もちろん、野生動物だって病気になります。
でも、人間はどうでしょう。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、痛風、不眠症……。
年齢を重ねれば、病院へ行き、薬を飲み続けることが当たり前のようになっています。
本当に、それが当たり前なのでしょうか。
そもそも、病気になるとはどういうことなのでしょう。
私は、ここから考えてみたいのです。
病気を三つに分けて考えてみる
私は病気を、大きく三つに分けて考えています。
①医者に頼らず、自分の身体の力や生活の改善によって回復を目指せるもの
②医者の力が必要なもの
③現在の医学でも治すことが難しいもの
たとえば、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、痛風などの生活習慣と深く関係する病気があります。
もちろん、これらにも医療が必要なケースがあります。
だから私は、「病院へ行くな」「薬を飲むな」と言っているのではありません。
私が問いたいのは、そこではない。
薬を飲み続けることと、病気が治ることは、同じなのだろうか。
ということです。
一方で、ケガや急性の症状、脱水など、すぐに医学的な処置が必要な場合があります。
こうした場面では、現代医学は大きな力を発揮します。
私自身、その恩恵を否定するつもりはありません。
しかし、症状を抑えることと、その症状が起きた原因をなくすことも、同じではありません。
痛みが消えた。
血圧が下がった。
数値が改善した。
それは大切なことです。
でも、そこで一つ問いが残ります。
なぜ、その症状が起きたのでしょうか。
薬を飲み続けることが「治ること」なのか
慢性疾患になると、長期間にわたって薬を飲み、定期的に病院へ通うことがあります。
必要だから通っている人も、もちろんいるでしょう。
しかし私は、ここに現代医療の一つの矛盾を感じています。
薬を飲んで数値を管理する。
また病院へ行く。
また薬をもらう。
それを何年も続ける。
では、その人は「治っている」のでしょうか。
私は、医者や病院を批判したいのではありません。
「治すとは何か」を考えたいのです。
症状を抑えることなのか。
数値を正常範囲に入れることなのか。
それとも、そもそも症状が起きにくい身体に戻していくことなのか。
ここは、もっと考えていいと思うのです。
病気は、本当に外からやってくるのか
感染症を考えれば、細菌やウイルスが病気を引き起こすことがあります。
これは否定できません。
だから現代医学は、細菌やウイルスを発見し、それらに対抗する薬や治療法を発達させてきました。
これは人類にとって大きな成果です。
しかし、私はもう一つの側面を考えたい。
同じ場所にいても、全員が同じように病気になるわけではありません。
同じウイルスにさらされても、症状が強く出る人もいれば、ほとんど症状が出ない人もいる。
なぜでしょう。
病原体という「外から来るもの」だけではなく、
それを受け入れる身体の側にも違いがあるのではないか。
私はそこが重要だと思っています。
人間の身体には、本来、外から入ってきた異物に対処する免疫の仕組みがあります。
その仕組みが十分に働いているのか。
身体そのものが、どんな状態にあるのか。
病気になってから何をするかだけではなく、
病気になりにくい身体とは何なのか。
もっとそこを考えてもいいのではないでしょうか。
私が注目している「酸化ストレス」
そこで私が注目しているものの一つが、酸化ストレスです。
私たちは毎日、さまざまな環境の中で生きています。
紫外線、大気汚染、喫煙、食生活、加齢、精神的ストレス。
さらに現代社会では、携帯電話、パソコン、電子レンジ、IHクッキングヒーターなど、多くの電気・電子機器に囲まれて暮らしています。
電磁界と健康との関係については、現在も研究が続いています。
一部の電磁界については、国際機関によって発がん性の可能性が分類されていますが、健康への影響や因果関係について結論が出ていないものもあります。
だから私は、
「危険だ」
と決めつけるつもりもありません。
逆に、
「安全だ」
と決めつける必要もないと思っています。
分からないものは、分からない。
それでいい。
大切なのは、疑問そのものを封じないことです。
そして、毎日口にしているもの
外から受ける影響だけではありません。
もっと身近なのが、毎日の食事です。
戦後、日本人の食生活は大きく変わりました。
ファーストフード。
インスタント食品。
スナック菓子。
ケーキ。
マーガリン。
マヨネーズ。
パン。
そして、さまざまな加工食品。
こうした食生活の変化とともに、私たちが摂取する油の種類や量も変わってきました。
その中で私が特に気になっているのが、植物油脂です。
もちろん、
「植物油を食べたから病気になる」
などという単純な話ではありません。
人間の身体は、そんなに単純ではないでしょう。
だからこそ考えたいのです。
毎日食べているもの。
毎日浴びているもの。
毎日感じているストレス。
睡眠。
運動。
そして年齢。
病気は突然、どこか外からやってきて、私たちを襲うだけなのでしょうか。
それとも、
長い時間をかけて身体の側に起きている変化の先に、病気という現象が現れることもあるのでしょうか。
私は後者の視点を、もっと持っていいと思っています。
現代医学を否定する必要はありません。
必要なときには、その力を借りればいい。
しかし同時に、
医者に治してもらう前に、自分の身体は自分で守る。
そんな当たり前のことを、私たちは少し忘れているのではないでしょうか。
病気になったら薬を飲む。
その前に、
なぜ病気になったのか。
そこから考えてみる。
私は、それが「自分の身体を自分で考える」ということだと思っています。
信じる必要はありません。
疑って終わる必要もありません。
まず、自分で考えてみることです。
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