■「それ、私もやってました」――現場にいた人間から見た違和感

■「それ、私もやってました」――現場にいた人間から見た違和感

 
今回のテニス部の事故報道を見て、正直に言うと、こう思いました。
「それ、私もやってましたよ」
この言い方は誤解を生むかもしれません。
でも、現場にいた人間としては、これが一番正確です。
 
私は高校教員として部活動をやってきました。
教員が運転する
長距離を移動する
無理な日程で大会に出る
珍しくも何ともない。連休の出来事です。
 
だから、今回の報道の
「なぜそんなことをしたのか」
というトーンに、どうしても違和感がある。
 
「なぜやったか」ではなく「やらないと回らなかった」
強くなってほしい。
本人たちも勝ちたい
保護者も勝ってほしい
予算がない
人手がない
 
でも練習試合は必要。
この条件でどうやって回すのか。
現場は工夫ではなく“無理”で回す。
 
そして、ここが一番重要です。
誰もそれを“問題だと思っていなかったわけではない”
分かっている。
危ない
無理がある
本当はよくない
 
だからといって、でも止められない。
だから続く。
 
そして、事故が起きる。
 
その瞬間に、
昨日まで普通だったことが
今日から「あり得ないこと」になる
ここに、ものすごい断絶がある。
問題は突然生まれたのではない。
見ないようにしていたけです。

関連情報

コメントは受け付けていません。

特集