『夜と霧』が伝える「希望の力」

『夜と霧』が伝える「希望の力」

アウシュヴィッツで生き残った人とそうでない人

フランクルが見出したのは、健康や体力ではなく「希望」が生死を分けるという事実でした。

「再び愛する人に会いたい」「本を書きたい」「生きて帰る理由がある」――こうした思いを持つ人は生き延び、希望を失った人は体力があっても倒れていったのです。

フランクル自身の希望

フランクルは、収容所を出たら体験を本にまとめ、愛する人と結婚するという希望を抱いていました。その思いが極限状況を生き抜く支えになったと語られています。

 

 

 

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父が語ったガダルカナルでの「希望」

戦場を生き抜いた理由

私の父もガダルカナル島の激戦を生き延びました。マラリアや飢餓で多くの戦友が亡くなった中で、父はなぜ生き残れたのか。その理由を父は「婚約者と結婚する約束をしていたから」と語りました。

失われた約束と残された意味

帰国後、父はすぐに婚約者を探しました。しかし彼女はマニラで病に倒れ、すでに亡くなっていたのです。それでも父が希望を胸に生き延びた事実は、フランクルの言葉と重なります。希望が人を生かすのだ、と。


希望はどこに見つけるのか

私自身も冤罪被害を受けたとき、社会そのものに絶望しました。そのとき私を支えた希望は何だったのか。希望は時に移ろいますが、人間にとって最後の拠り所となる希望とは何か――その問いは、今を生きる私たちにも突きつけられています。


まとめ

  • 『夜と霧』が伝えるのは「希望こそが人を生かす力である」というメッセージ

  • 父の戦争体験も同じく「希望」が生存の鍵になっていた

  • 希望は時に変わるが、人を支える根本的な力である

『夜と霧』は若い人から大人まで、誰にでも読んでほしい一冊です。ぜひ手にとって、自分自身にとっての「希望とは何か」を考えてみてください。

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