第7回:クラウドファンディング出版をやるべき人・やるべきでない人

第7回:クラウドファンディング出版をやるべき人・やるべきでない人

 
はじめに―クラウドファンディング出版は誰に向いているのか?

クラウドファンディングを活用すれば、資金調達とマーケティングを同時に進めながら出版できるメリットがあります。しかし、すべての人にとって最適な手法とは限りません。

クラウドファンディングで出版したい!」と思っても、プロジェクトが成功しやすい人・向いている人と、向いていない人・別の方法を検討した方がよい人がいます。

この記事では、クラウドファンディング出版に向いている人の特徴、向いていない人の特徴、成功のための心構えについて解説します。

 

クラウドファンディング出版をやるべき人(向いている人)

  1. すでにファンやフォロワーがいる人(SNS・ブログ・メルマガ読者が多い)

クラウドファンディングは「支援をお願いする」仕組みなので、すでに自分の考えに共感してくれるファンやフォロワーがいる人の方が成功しやすいです。

向いている例

  • SNS(Twitter・Instagram・Facebook)で1,000人以上のフォロワーがいる
  • YouTube・ブログ・メルマガなどで安定的に情報発信をしている
  • すでに本を出版しており、読者との関係ができている

向いていない例

  • 「SNSもブログもやっていないし、発信経験がない…」
  • 「支援をお願いする相手が思い浮かばない」

解決策:「クラウドファンディング開始前に、まずは発信を始める」

 

  1. 明確なターゲット(読者層)が決まっている人

クラウドファンディングは、特定のターゲットに強く響くテーマの方が成功しやすいです。

向いている例

  • 「○○業界の人に読んでほしい専門書」
  • 「○○な悩みを持つ人に届けたい本」
  • 「特定のコミュニティ(ママ向け・起業家向け・教育者向け)に響く内容」

向いていない例

  • 「誰に向けた本かわからない」
  • 「とりあえず出版したいだけ」

解決策:「ターゲットを明確にし、『この本が必要な理由』を明文化する」

 

  1. 人にお願いするのが苦にならない人

クラウドファンディングは「支援してください!」と人にお願いする場面が多くなります。そのため、支援を依頼することに抵抗がない人は成功しやすいです。

向いている例

  • 「知人や友人に積極的にプロジェクトを紹介できる」
  • 「SNSやメールで『支援をお願いします!』と伝えられる」
  • 「ビジネスで営業経験がある」

向いていない例

  • 「支援をお願いするのは恥ずかしい…」
  • 「人に頼るのが苦手…」

■ 解決策:「『支援をお願いする』のではなく、『この本を届けたい!』という思いを伝える」

 

  1. プロモーション(宣伝)ができる人

クラウドファンディングは、「プロジェクトを広めるための宣伝活動」が不可欠です。SNS・メディア・広告を活用できる人は成功率が高いです。

向いている例

  • 「Twitter・Instagram・Facebookを定期的に活用している」
  • 「メディア(ブログ・ニュースサイト)への売り込みができる」
  • 「オンライン広告(Facebook広告・Google広告)を活用できる」

向いていない例

  • 「宣伝活動が苦手で、何をしたらいいかわからない…」
  • 「SNSもメディアも使っていない」

解決策:「まずは1つのプラットフォーム(Twitter・Instagram)から発信を始める」

 

クラウドファンディング出版をやるべきでない人(向いていない人)

1. 出版の目的が「とりあえず本を出したい」だけの人
→ クラウドファンディングは「特定の読者に価値を届ける」ことが目的であり、単なる自己満足では成功しにくい。

2. 宣伝活動やPRが苦手な人
→ 支援を集めるには発信が不可欠。何もせずに成功するケースはほぼない。

3. 目標金額が高すぎる人(現実的な設定ができない)
→ いきなり100万円・200万円を目標にしても、支援者が集まらなければ達成は困難。

4. 出版後の計画がない人
→ クラウドファンディング成功後も、販売戦略や次の展開を考えていないと、プロジェクトが尻すぼみになる。

解決策:「自己満足ではなく、『読者のため』に出版する視点を持つ」

 

まとめ|クラウドファンディング出版はこんな人におすすめ!

クラウドファンディング出版が向いている人
■ SNS・ブログ・メルマガで発信経験がある
■ 読者ターゲットが明確で「この本が必要な理由」がある
■ 人にお願いすることに抵抗がない
■ PR・マーケティング活動に積極的に取り組める

成功のポイント

  • 支援をお願いするのではなく、「この本を一緒に作る仲間を募る」意識を持つ
  • 事前準備と継続的な発信を徹底し、支援者との関係を築く

 

シリーズ最終回:「出版クラウドファンディングの総まとめ」
次回は、このシリーズの内容を総まとめし、クラウドファンディング出版を成功させるための「最終チェックリスト」を紹介します!

 

万代宝書房は、着手金なしのクラファンプロデューサーと提携しています。

 

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