つりひろの男の料理【1、朝の幸せTKG】
1、朝の幸せTKG
「つりひろの男の料理」と名づけてしまった。私に特別な料理法があるわけではないが、一応簡単に定義しておくと、私がつくった料理ということになる。これでは、あまりに味気ないので若干つけたしてみる。
一般家庭では、料理は女性がするであろう。とくに一般家庭と強調したのは、レストランや料亭では、男の料理人によってつくられているからである。一流レストランでは、男が料理を作り、料理を運ぶのも男である。日本料理では、女性が運ぶことが多い。ゆえに、専門店などにおいては、料理は男の正職なのである。女性にすし職人などは存在しないのである(例外はあるだろうが…)。
だからここでの「男の料理」というのは、私、つりひろは専門のコックではないということを意味している。
ところでなぜ、女性の一流シェフや料理人が少ない(いないわけではない)のか疑問に思ったことがあった。ある人が内々に教えてくれた。なんでも、女性にはどうしても月に一度一週間前後、味覚がズレる時期があるそうだ。一流のコックや料理人は、毎日三六五日、同じ、いい料理を出さなくてはいけない。先週はおいしかったが、今週はちょっと、というわけにはいかない。仮にそうであれば、それは二流のコックということになってしまう。なので、女性は、どうしても生体的に難しいと言うのだ。嘘か本当かは、個人の判断に委ねたい。
そもそも、人はなぜ食べるのか。食べなきゃ死ぬからである。
たった一日、たった一食で、この通りだから、三~四日間食事ができないということは、即「死ぬ、死ぬ」と慌てることになる。しかし、この場合、体が「食べたい」と求めているというより、精神が「食べなきゃ死んじゃうー」とささやき、つい慌ててしまうと、このような図式になるのではないか。
まあ、そうそう死には到らずとも、食べないと死にそうにはなると思われる。近頃は朝食も取らずにとび出す人や、お昼は食べない主義だ、とかの人も多いようだが、とにかく、普段からきっちり、しっかり食べている人が何かの理由で、たとえば「朝から忙しくて…」、とか「今日はずっとバタバタしていて…」とかで、一日何も食べなかっただけで目は落ちくぼみ、フラフラしひどい時には一食抜いただけでどこかゲッソリやつれ、めまいなんかしたりして、おまけにイライラしたり、食べていないことを心配したり気にし過ぎたりで、心ここにあらずとか…。
このように、たった1日、たった一食でこの通りだから3~4日食事ができないとか、いつもの量は、もしくは充分な量は食べられないよ、ということになるだけで、もうそれはパニックになり、時には、食べられないかもしれないと聞くだけで不安になったりする始末である。
そんなこともあって、「つりひろの男の料理」の一発目は、朝食に最適の料理、これが料理か?と開いた口がふさがらない、これ以上読むのをやめようかと思う料理を紹介したい。
TKGである。TKGとは何ぞや。Tはたまご、Kはかけ、Gは、ご飯。そうです、卵かけご飯。
ご飯は電気釜で炊くのでオーケー。昨日の残りでもいいし、タイマーで炊きあがり時間をセットしておいてもいい。それを丼ぶりかご飯茶碗に入れ、生卵を落とし、少しの醤油をかけて混ぜるだけでいい。これは誰でもできる。冷蔵庫に入っている卵のレベルで味が決まる。私のお薦めは、一番安い卵ではなく、TKGを想定して、中の上の卵を普段から買っておくことである。価格にして一〇〇円違ったとして、一個当たり一〇円の違いだ。
これだけでは芸がない。塩昆布、ごま、梅干しなどを常備しておいて、これを少々入れる。これで、TKGのレベルが変わる。さらに冷蔵庫に納豆が残っていれば、それも混ぜてから、丼にいれるとタンパク質も摂れる。イカの塩辛だって、海苔の佃煮だってTKGを盛り上げる。さらに、食べる時間も短い、
最高に簡単な丼物朝食ができあがる。これを私は、“朝の幸せTKG”と称する。
関連情報
幸せの知恵の宝庫 〜世の中に出ていない本質的な情報をお届け〜|万代宝書房
【万代宝書房】では哲学、思想、健康、刑事司法など、他では聞けない著者だけが知る本質や真実を伝える本を取り揃えております。著者の魂の叫びを時間と空間を超え、受け取りませんか?誰からの情報を受け取り、誰と繋がりたいですか?広く浅く読者に媚を売るような書籍を万代宝書房は出しません。少人数でも深く真実・核心をしたい方に著者の思いを伝えたいのです。万代の宝である、著者の持つ知恵を手に入れてください。
屋号 | 万代宝書房 |
---|---|
住所 |
〒176-0002 東京都練馬区桜台1-6-9 渡辺ビル102 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 不定休 |
代表者名 | 釣部 人裕 |
info@bandaihoshobo.com |