◆勝ち目のない闘いに挑む者の覚悟と未来:私が袴田事件から学んだこと

◆勝ち目のない闘いに挑む者の覚悟と未来:私が袴田事件から学んだこと

 日々、さまざまなことが起こります。何も起きないルーチンのような1週間は、ここ何十年も記憶にありません。

 

 いろいろな意味で、私の人生は闘いの人生だったかもしれません。

 

 野球少年だった頃、部活のレギュラー争い、さらには大会、大学受験、その後も部活でのレギュラー争いや大会、就職試験、今度は指導者としての責任を担い、監督としての闘い。民間企業への転職後は売り上げとの闘い。

 その後は冤罪被害者として、国家権力とマスコミとの闘い。そして

今、出版社として会社の生き残りをかけた戦いの真っ最中です。

 まるで終わりのない戦いの中にいるような感覚です。

 

 幸い、妻との闘いがないことは、本当にありがたいことだと思っています。

 

 ふと思うことがあります。

 

 日常生活の中で、小さな勝負に勝つことがあっても、長い目で見ると、その一時的な勝利が大した意味を持たないこともあるのではないか、と。

 

 忙しさやストレスに追われ、短期的な成功や結果ばかりを求めがちですが、長期的な視点から考えたとき、本当にそれが大切だったのか、時折立ち止まって考えることも必要だと感じます。

 

 世の中には理不尽なことが多く、正しいと思って行動していても、時にはその正しさがかえって重荷になることもあります。正しい行動を取っていても、他人との摩擦や誤解が生じ、結果として自分が損をすることもあるでしょう。そうしたことが続けば、長期的には大きなダメージにつながる可能性もあります。

 

 そこで最近、強く感じるのは、無駄な争いを避けることです。自分が正しいと感じることでも、無理に他人に押し付けたり、感情的に対立することは避けたほうがいいでしょう。激しい言い争いをしても、最終的には感情が先に立ち、建設的な結果にはなりにくいものです。冷静に自分の立場や相手の状況を見極め、柔軟に対応することが大切です。

 

 

 さらに、勝てない闘いには慎重に立ち向かう必要があります。無理に挑戦すると、自分が不利な状況に追い込まれたり、余計にストレスを抱えることになるかもしれません。

 

 とはいえ、袴田事件の無罪確定を見て、無駄ではなかった、あきらめてはいけない、と改めて感じました。感情に振り回されることなく、あきらめずに信念を貫いたのが、秀子さんであり、弁護団の方々です。

 本当に、私は彼らの爪の垢でも煎じて飲むべきだと思います。

 

 

 

「もういいだろう、自分の人生を考えた方がいい」とアドバイスをくれる方々もたくさんいます。その言葉には感謝しています。

 

 でも、これまでもリスクを取って挑戦してきたように、これからも挑戦し続けるでしょう。それが決して悪いことではないと信じています。

 

 今一度、その挑戦が自分にとって本当に価値があるのかを冷静に判断することが重要です。たとえ短期的な成功に結びつかなくても、長期的な視点で物事を捉え、自分が本当に求めているものを考えながら進んでいくしかありません。

 

 年齢的にも、余計な争いや短期的な欲求に惑わされることなく、感情に振り回されずに落ち着いて行動すれば、きっとより良い結果が得られるはずです。

 

 自分にとって何が本当に大切なのかを考えることが、これからの生活をより豊かにする鍵になるでしょう。

 

 日々の忙しさに流されることなく、しっかりと自分のペースを守りながら進んでいきたいと思います。

 

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