竹簡孫子研究 戦いの原理は、陽で陰を撃つ
説明
B5版 268ページ 横山成人 (著)
「孫子」は単なる兵法書ではない。
それは、自然界の法則と完全に整合する戦いの原理を説いた哲理の書である──。
本書は、「竹簡孫子」を原典とし、従来の注釈や現代の常識的な読み解きから一歩踏み込み、陰陽理論という自然法則の視点から孫子を再解釈したのです。
「形」「勢」「虚実」などの章句が持つ本質的意味を、著者独自の思索と体系によって、より高い原理性をもって明快に読み解いていきます。
「陽で陰を撃つ」という表現に象徴されるように、勝つべくして勝つ、無駄のない知的な戦いの構造が立ち現れます。
さらに、松下幸之助や稲盛和夫といった東洋思想に根差した経営者たちの理念との重なりを参照しながら、ビジネスや人生に応用可能普遍的な戦略観へと昇華。
従来の解釈にとらわれない、読むたびに発見がある深い一冊です。