なぜ、いま多くの人が「お寺で葬儀をしたい」と言い始めたのか。
お寺と葬儀社が共働する、本質的な葬儀「お寺葬」が静かに注目されています。
その時になって、
慌てないために。

約750件の葬儀に携わってきた著者が見てきた、ご遺族が後悔する理由はいつも似ています。本書は、その三つの問題から始まります。
01Problem「何が必要で何が不要なのか分からない」「項目が聞き慣れない」。葬儀が終わり、請求書を見て「聞いていない追加費用があった」とモヤモヤが残るケースがあります。事前に見積書を提示しない葬儀社も、今だに存在します。
02Problem効率や時間を優先するあまり、「担当の人が事務的な対応でした」と語るご遺族がいます。葬儀は〔生命と向き合う時間〕であり〔感謝を伝える式〕。それなのに、お別れに集中できなくなってしまう。
03Problem僧侶と葬儀社が携わるお葬式の多くで、両者の連携がうまく取れていないことがあります。滞りなく終えられることが多い一方で、そうでないことも、確かにあるのです。
お寺は宗教的・精神的な柱として。葬儀社は実務的な運営のプロフェッショナルとして。
その共働によって、形式的な進行ではなく、心に残る、安心の旅立ちと安心のお見送りが可能になります。
センセーショナルな主張はありません。煽る言葉もありません。ただ、現場で向き合ってきた人間の言葉があります。
01Honest実際にお寺葬を経験した遺族の声。現場で起きる後悔の理由。具体的な費用感。それらが、隠さず語られています。
02Meaning「お葬式は、亡くなった方の人生最後の儀式であり、見送る側にとっても唯一の儀式である」。その時間があるからこそ、人は“区切り”をつけることができる。
03Choice葬儀の簡略化や無宗教化が進む今、「見送る意味そのもの」が問われています。「その時」に慌てたくないなら、この一冊は、あなたに“選択肢”を与えてくれるかもしれません。
お葬式は、亡くなった方の
人生最後の儀式であり、
見送る側にとっても、
唯一の儀式である。
お寺葬とは何かから始まり、魅力、実現するための行動、ご遺族の経験談、そして著者の想いへ。144頁に凝縮した5章構成です。
ほか、本書推薦文/はじめに/あとがきを収録。
1984年(昭和59年)生まれ。東京都町田市出身。神奈川大学第二法学部第二法律学科卒業。2010年(平成22年)大手互助会系葬儀会社に入社。最初に勤めた葬儀会社で葬儀費用の不明瞭な高さに憤りを覚える。退職後、4ヶ月間世界一周の旅に出る。帰国後、2014年(平成26年)2社目の葬儀会社に入社。2019年(令和元年)株式会社T-sousaiに転職し取締役副社長に就任。
葬儀業界に15年従事し、これまで約750件のお葬式に携わる。厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査1級葬祭ディレクター。最初に入社した葬儀社で抱いた「葬儀費用の不明瞭さ」への憤りは、今も仕事の芯にある原体験となっている。
現職では「低価格はあたりまえ。価格以上の丁寧・真摯な対応」をモットーに現場に携わる一方、その誠実な姿勢から終活セミナー講師としても登壇依頼が寄せられている。20回以上登壇しており、「分かりやすい」と定評がある。

静かで、しかし確かな一冊。できるだけ多くの人に、この本と出会ってほしい。
B6判 144頁 / 定価 1,540円(税込)