AIなら、誰でも簡単に本が書ける。本当にそうなのか?
100冊以上を手がけたジャーナリストとプロンプトエンジニアが、出版の現実と可能性を問い直す。
AIが書いたか、人間が書いたか。
読者は、見抜いている。

AIで原稿はすぐできる。では、その本の「著者」は誰なのか。3つの問いから。
01QuestionAIにテーマを伝えれば、あっという間に原稿ができる。でも、そこに自分の考えや経験は、どれだけ残っているのでしょうか。そもそも、著者とは何なのでしょうか。
02Question文章は整っている。文法的な誤りもない。それなのに、読んでいて何か物足りない。AIには書けない「人間らしさ」とは何なのでしょうか。
03QuestionAI出版の成功談やノウハウがあふれています。しかし、本を出すことと、読者に届く本を創ることは同じなのでしょうか。AIに任せてはいけない仕事とは何でしょうか。
「文章はジャズだ!」
── 本書より
整った文章と、読者に届く文章は別物。
100冊以上を手がけてきた著者が、AIの原稿への違和感の正体を書いています。
読む前に知っておいてほしいのは、これは成功法則の本ではないということ。98頁、全5章+巻末付録。
01Doubt「誰でも作家」「名ばかり著者」という言葉の裏で、出版の現場に何が起きているのか。出版できることと、読者に届く本を創ることの違いを、実例から問いかけます。
02Practice100冊以上の書籍を手がけてきたジャーナリスト・釣部人裕と、プロンプトエンジニア・高岡拓真が、試行錯誤しながら取り組んだAI共創出版の実践記です。単なる理論ではなく、自分たちで試したからこそ見えてきた可能性と限界を伝えます。
03Co-creationAIにすべて任せるのでも、AIを否定するのでもありません。AIが得意なことと、人間にしか担えないことを見極め、互いの力を生かす出版を提案します。著者の個性や思いを失わずに、AIと共に本を創るための一冊です。
この本は、
AIが書いた本ではありません。
人間が書いた本でもありません。
第1章「AI出版はなぜ幻想に陥りやすいのか?」から始まり、共創に必要なこと、創造性の引き出し方、著者の責任、そして向いている人・向かない人までを扱います。
ほか、はじめに(「AIに書かせれば出版できる」は本当か?)を収録。
元高校教師。教育現場での経験を経て、ジャーナリストとして取材・執筆活動を続け、100冊以上の書籍に携わる。「信じるな! 疑うな! 確かめろ!」を基本姿勢に、常識や権威を鵜呑みにせず、自ら考え、確かめることを大切にしている。
出版では、単に売れる本ではなく、後世に残る本づくりを目指す。AI時代においても、著者の個性や思想、経験を失わない出版のあり方を追求し、「AI共創出版」を提唱する。著書に『がん細胞は、消えるのか? 山﨑教男・38の生命仮説』など。
AIの特性を理解し、人間の思考や創造性を引き出すためのプロンプト設計に取り組む。
本書では釣部人裕とともに、AIを単なる文章生成ツールとして使うのではなく、人間とAIが対話し、試行錯誤しながら一冊の本を創る「AI共創出版」を実践。その可能性と限界を、技術者の視点から検討している。

出版の現場から、その新しいあり方を探る一冊です。巻末に「今すぐできる3つのこと」つき。
B6判 98頁 / 定価 1,100円(税込)