声にならない違和感 ── 内側へ戻る静かな旅

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説明

『声にならない違和感── 内側へ戻る静かな旅』
―― 第3回万代宝書房大賞【選考委員特別賞】受賞

25歳で「社会のレール」から外れた青年は、何を見つけたのか?

「このままの人生で、本当にいいのだろうか。」
多くの人が、一度は感じたことのある問いかもしれません。
けれど、その違和感を、私たちはうまく言葉にできない。
「頑張ればいい」
「社会とはそういうものだ」
「みんな我慢している」

そう言い聞かせながら、
どこか置き去りにしてきた感覚。

本書『声にならない違和感── 内側へ戻る静かな旅』
は、その“まだ言葉になっていない感覚”を掴もうとした作品です。

著者・高橋颯氏は、ラグビー一筋で生きてきました。
しかし、怪我によって競技人生が揺らぎ、
社会に出ても、わずか二ヶ月で会社を辞めることになります。
「普通に生きる」
そのレールから外れたとき、
彼は、自分の内側にある違和感と向き合わざるを得なくなりました。

本作は、単なる若者の挫折体験記ではありません。
むしろ、
「人は、なぜ生きづらくなるのか」
という問いを、
自分自身の人生を通して探究していく記録です。
自己分析。
旅。
地方移住。
自然農。
コミュニティ。
対話。

様々な経験を重ねながら、著者は少しずつ気づいていきます。

外側を変えることだけでは、
人は本当には変われないのではないか、と。

特に印象的だったのは、
「正しく努力しているのに、満たされない」
という感覚です。

これは、若い世代だけの問題ではないでしょう。
現代社会そのものが抱えている違和感なのかもしれません。
数字。
効率。
成果。
評価。

それらを追い続けるほど、
なぜか、自分自身から遠ざかっていく。

本書は、その“ズレ”を誤魔化さず、
静かに見つめ続けています。

そして、このタイトルが、とても象徴的です。
『声にならない違和感── 内側へ戻る静かな旅』
派手な言葉ではありません。

けれど、多くの人が心のどこかで感じているものを、
丁寧に掬い上げています。

私は、この作品を読んでいて、
「素朴、素直、正直」という言葉を何度も思いました。

しかし同時に、
それが、この作品の魅力でもあると感じました。

整いすぎた言葉ではなく、
まだ探究の途中にある言葉。

だからこそ、読者自身の感覚と重なるのです。

今回、この作品は
第3回万代宝書房大賞【選考委員特別賞】を受賞しました。

選考時、私たちはこうコメントしました。
「挫折と探究を経て『志』へとたどり着く物語は、若者の共感を呼び、未来性を強く感じさせました。荒削りながらも心を揺さぶる力を認め、今後の成長を期待して特別賞に選びました。」
完成された“答え”ではなく、
問い続ける姿勢そのものに、
私たちは未来を感じたのです。

今の時代、
「わかりやすさ」が求められます。
短く。
速く。
結論を先に。

しかし、本来、
人が本当に変わるときというのは、
もっと静かなものなのかもしれません。

この本は、
人生の答えを教えてくれる本ではありません。

けれど、
「自分は、本当はどう生きたいのか」
その問いを、
もう一度、自分の内側へ取り戻してくれる一冊です。

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